杉江松恋不善閑居 本日は立川寸志トリ噺五十席&『路地裏の迷宮踏査』のこと
某月某日 午後に編集者が近くまで来てくれて単行本の打ち合わせをすることになっているので、それまでは粛々と仕事をする。その甲斐あって、ここ数日手元で転がしていた原稿がなんとか終わり、担当に送れた。もう一本、レギュラー書評も仕上げて送る。これによって11月末までに稼がなければならない金額への進捗率は40.30%になる。100%は無理かもしれないが、最低ライ...
杉江松恋不善閑居 ライターに右肩上がりの未来はない、いやなかった
某月某日 月曜日も一日仕事読書と書き物で終わった。それだけだと何も進展していないように見えると思うが、単発仕事を二件と書籍企画を一件提案するメールを送ったので、まあまあ前に進んだのである。というわけで勤務評定は3.0。 私は集団生活が肌に合わなくて、会社にいないと勤務していることにならないというルールを拒絶して十年間で勤め人生活を辞め、今の暮らし...
杉江松恋不善閑居 動画三本はやめろはらがへるぞ
某月某日 日曜日は動画収録でおおわらわであった。都内某所に会場を借り、まずは酒井貞道氏と「翻訳マッハ!」を録る。終わって酒井氏が帰ったら、端末ですぐに動画を編集し、会場のwi-fiを使ってアップロードする。そうしないと記録メモリの残量が心配だからだ。ぎりぎり終わったところで、千街晶之氏、若林踏氏が到着。 午後はまず、千街晶之氏と「短いのが好き」の...
杉江松恋不善閑居 まんだらけ那由多と慶應義塾大学推理小説同好会
某月某日 人には二種類ある。ツクダオリジナルの1/6弁天を買う者と買わない者だ。 いや、例によって仕事読書で午後まで過ごし、そのあとでこどもと池袋に向かったのである。池袋パルコの七階で「はじめてのウルトラマン展」が土日で開催されていたからだ。展示は親子連れ向けというか、就学前や学齢の児童が主たる対象だが、なかなかおもしろかった。体育帽をかぶってウ...
杉江松恋不善閑居 大利根勝子さんのテーブル掛けと三俣・山猫館書房
某月某日 朝いちばんで通っている総合病院に行き、6週間に一度の定期検診を受ける。結果はまあまあ。そこからバスでJRの駅を目指し、北上する列車に乗った。大宮駅で乗り換え、一駅だけ新幹線ときで高崎まで。いつもだったら新幹線なんて乘らずに在来線で行くのだが、定期検診があったことをうっかり忘れて予定を組んでしまったので、急いでいるのだ。 高崎から両毛線に...
杉江松恋不善閑居 お籠りから蒲田・ニューエイトにて天川流那ライブ「月祭」
某月某日 木曜日は朝から、ミステリーファンも文芸読者も一切注目することはない原稿を書いていた。注目されないが、ある。そういう仕事が世の中にはあって、もう15年ぐらい私が担当している。正直、誰かが代わってくれと言ったら喜んで任せるのだが、そういう人は現れなかった。たぶん今後もずっと現れないだろう。私がやれ、と天が言っているのだ。ならばやるしかない。やるし...
杉江松恋不善閑居 お籠りして目先のことに没頭・その2
某月某日 いろいろなことがある。お籠りは依然と続いており、水曜日はほとんど原稿を書けなかったが、仕事読書だけはいささか進展した。業務評価としては-1.0だが、これは仕方ない。 本日はこれから所用で外出。明日も外出の用があり、穴籠りの日々は終わった。
杉江松恋不善閑居 お籠りして目先のことに没頭
某月某日 前月から今月にかけての業務歪みを是正すべく奮闘中。三日間籠って仕事をするつもりだが、火曜日はその初日。レギュラー・イレギュラー合わせて三本の原稿を作ったらもう時間切れになっていた。他のことをする余裕まったくなし。この項も最小限の長さで終わらせてもらう。水曜日の報告はまた後刻。11月末までに稼がなければならない金額への進捗率は20.90%に達し...
杉江松恋不善閑居 また一つ歳をとってまた少し衰えた
某月某日 昨日書いた原稿は3本。ほぼ家から出ずに仕事だけをしていた。先週までひょいひょいと出歩いていたので、数日は籠る生活をしたほうがいいだろう。昨日はそんなわけで勤務評定は1.5、11月末までに稼がなければならない金額への進捗率は14.44%になった。 しばらく前に一つ歳をとった。誕生日はなるべく明かしたくないのだが、年齢は書いてもいい。56歳...
杉江松恋不善閑居 そこはかとない不安を感じつつも仕事読書
某月某日 ひさしぶりに外出せず、家での仕事読書に専念できた。前に書いたかもしれないが、私は机に向かって本を読むのが好きで、外出先だとあまり進まないのである。複数冊が同時、時には書籍の形になっていないゲラも並行するというやり方なので、読書といえども結構な作業空間が必要になるのだ。パソコンを開けっぱなしにして、合間に小さな作業をするのも気分転換になる。それ...