杉江 松恋
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杉江松恋不善閑居 第五回博麗神社秋季例大祭参加ご報告
第五回博麗神社秋季例大祭、無事に参加してきました。 サークル腋巫女愛としては12冊め、二次小説〈博麗霊夢の日々〉シリーズとしては11冊目となる新刊『博麗霊夢、ごちそうさま』も多くの方に手に取っていただけました。お礼申し上げます。また、お手伝いいただいた方、表紙画を描いてくださった赤色バニラのくまさん、編集を今回も引き受けてくださった日々徒然。の...
杉江松恋不善閑居 今さらですが夏コミ新刊『博麗霊夢、いただきます』
うっかり2018年の夏コミ新刊を告知し忘れていました。杉江松恋の個人サークル〈腋巫女愛〉、東方project二次小説『博麗霊夢、いただきます』です。すでにとらのあな様で委託販売も始まっております。表紙画はいつものとおり〈赤色バニラ〉くまさん、そして編集は〈日々徒然。〉の古翠さんです。 楽園の素敵な巫女の活躍を描いていくシリーズの第10弾...
杉江松恋不善閑居 第五回博麗神社秋季例大祭新刊『博麗霊夢、ごちそうさま』
杉江松恋の個人サークル〈腋巫女愛〉は10月14日(土)開催の第五回博麗神社秋季例大祭に出展します。 配置は東3ホール、こ04bです。 今回頒布開始するのは、二次小説〈博麗霊夢の日々〉シリーズの新刊『博麗神社、ごちそうさま』。表紙画はまた〈赤色バニラ〉のくまさん、編集は〈日々徒然。〉の古翠さんが引き受けてくださいました。 題名通り、「...
杉江松恋不善閑居 池袋コミュニティカレッジ「ミステリーの書き方」について・その3
池袋コミュニティカレッジで担当している「ミステリーの書き方」講座の紹介、三回目でおしまいである。最初に書いたとおり、講座と言いつつもこれは小説を書く人を手助けするための「工房」であり、A・B二つあるコースのうちAは「創作実習」という名がついているが、実際には「書きたい人の背中を押す」ためにやっている、というところまで前回書いた。 今回は...
杉江松恋不善閑居 池袋コミュニティカレッジ「ミステリーの書き方」のこと・その2
池袋コミュニティ・カレッジで担当している「ミステリーの書き方」講座は、私が何かを教えるというよりは、小説を書きたいという気持ちを持っている人が目的を完遂できるように手を貸す工房なのだ、という話を前回書いた。 木曜日夜の講座で、以前は月二回開催だった。現在はそれを二つに分けてそれぞれ月一回ずつになっている。私はAコース、Bコースとそれぞれ...
杉江松恋不善閑居 池袋コミュニティカレッジ「ミステリーの書き方」のこと・その1
あまり書いたことがないのだが、池袋コミュニティカレッジというところで「ミステリーの書き方」という講座をずっとやっている。もう何年目になるのかわからない。そして、なぜ私が講師を依頼されたのかもよく覚えていない。 いや、講師の話をもらったときのことは記憶している。外出中で、携帯電話に着信があったのだ。電話を受けたが今はなき芳林堂書店池袋西口...
街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2017年5月東海道再訪その4の下 箱根~三島
南関東の住人は、子供のころに一度は箱根に来ている。芦ノ湖で遊覧船に乗ったり、大涌谷で黒玉子を作って食べたり。私も多摩の子としてご多分に漏れず箱根で遊んだ記憶を持つ身なのだが、前回の『東海道でしょう!』旅行の際にもっとも驚いたのは、箱根関所が記憶の場所になく、展示内容もまったく違っていたことだった。実は私が子供のころに見ていた関所はなんらかの事情で史実...
街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2017年5月東海道再訪その4の上・箱根
さて、いよいよ箱根越えである。 前回、箱根湯本まで歩を進め、後は山に登って降るだけ、という状況にしてから半年が過ぎた。決行したのは年が明けた二〇一七年五月十六日のことである。箱根は冬に登れるほどに緩やかな山ではない。いや、駅伝の人はどうだ、とは言わない約束である。駅伝の人になれるくらいなら、もう東海道を三往復ぐらいはしているであろう。また、春先...
街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2016年10月東海道再訪その3 平塚宿~箱根湯本駅
前回までのあらすじ。 ラーメン二郎、光書房、冨士見湯というあまりにも強力な三連攻撃のためにいったんは挫折した杉江松恋であったが、藤沢~平塚間を改めて歩き、なんとか元通りの工程に戻すことに成功したのであった。 二〇一一年の初歩きよりは自分の足が進化したことを証明すべく再び始めた東海道行、二回目にして早くも「限界まで長く歩く」という当初の目的...
街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2018年10月・東銀座で歌舞伎そば
東銀座は思い出深い町である。マガジンハウスがあるからだ。駆け出しのころ、書評の先輩である吉野仁さんや香山二三郎さんに声をかけていただき、対談などをよくやった。文芸誌「鳩よ!」や総合情報誌の「ダ・カーポ」など、なくなってしまった媒体でお世話になったものである。 今は知らないのだが、マガジンハウスには各誌に専属のライターがいた。社員ではなくて契約記...