杉江 松恋 一覧

実券でヨロシク1「やる前から負けること考えるバカいるかよ!」(アントニオ猪木)

杉江松恋不善閑居の10/11付記事で書いたが、私は2010年頃に北尾トロさんが当時刊行していたミニコミ誌『レポ』に参加した。その『レポ』が〈ヒビレポ〉というメールマガジンのようなものを出すことになり、執筆陣に声がかかった。その折に、じゃあ杉江松恋というライターが今何を考えているかを書きます、といって全13回で連載を始めたのがこの「実券でヨロシク」である。たぶ...

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杉江松恋不善閑居 町山智浩氏の故・唐沢俊一氏分析に引き寄せて

杉江松恋不善閑居 町山智浩氏の故・唐沢俊一氏分析に引き寄せて

某月某日 秋季例大祭原稿でかなり追いつめられている。現在の進捗率は47.5%というところ。 ここ数日切羽詰まった商業原稿をやらねばならず、昨日から今朝にかけて2本を送稿した。これによって10月末までに稼がなければならない原稿料への進捗率は23.73%に達した。遅いがまずまずという成績か。先週末から新しい仕事の依頼が相次いでおり、昨日も一件あった。...

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杉江松恋不善閑居 森小路「高埜書房」と「千賀書房」

杉江松恋不善閑居 森小路「高埜書房」と「千賀書房」

某月某日 日曜日はメトロおおさか中央線のコスモスクェアにあるインテックス大阪で第20回東方紅楼夢に参加していた。改めて関係者の皆様と来場・ブースにお越しくださった方に御礼申し上げます。 閉会は15時半、その後にどうするかはちょっと迷ったのだが、いったん動物園前のホテルに帰り、荷物を置いて出かけ直すことにした。中央線からは堺筋本町まで行って御堂筋線...

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杉江松恋不善閑居 京都・寺町通り「竹苞書楼」と御幸町通り「アスタルテ書房」その他

杉江松恋不善閑居 京都・寺町通り「竹苞書楼」と御幸町通り「アスタルテ書房」その他

某月某日 寺町通り古本行の続き。 100000tアローントコを出ると、御池通に行き当たる。地下鉄東西線京都市役所前の上付近だ。さらに南下すると寺町通りは急に人出が増えて、一気に観光地っぽくなる。その道の右側にあるのが竹苞書楼である。 竹苞書楼。思わずもう一度書いてしまいたくなるほど魅力的な店名だ。竹苞、竹の根のように頑強な書楼、書籍の楼閣。...

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杉江松恋不善閑居 京都・寺町通り「赤尾照文堂」「尚学堂書店」その他

杉江松恋不善閑居 京都・寺町通り「赤尾照文堂」「尚学堂書店」その他

某月某日 朝のうちに出発し、東海道新幹線に乗る。京都駅に午前10時に着いた。目的地は大阪で、東方紅楼夢参加をするための西行なのだが、ちょっと寄り道である。 ひさしぶりに京都駅で降りたが、想像以上の混雑ぶりで驚いた。いるのがほぼ外国人観光客で、初めて見る光景である。そういえば、前回京都に来たときはまだコロナの影響があって、海外からのお客は少なかった...

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杉江松恋不善閑居 紅楼夢ありがとうございました

杉江松恋不善閑居 紅楼夢ありがとうございました

某月某日 大阪から帰ってまいりました。東方紅楼夢では多くの方にブースで本を手にとっていただけました。改めて御礼申し上げます。東方紅楼夢を同人活動の基盤の一つと考えて、来年も挑戦したく思います。引き続きどうぞご愛顧くださいませ。 本当は今日、奈良をまわって帰ろうと思っていたのですが、体力の限界を感じたので早朝の新幹線で戻りました。これから秋季例大祭...

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杉江松恋不善閑居 10/6インテックス大阪・第20回東方紅楼夢に参加します

杉江松恋不善閑居 10/6インテックス大阪・第20回東方紅楼夢に参加します

某月某日 なんとか原稿を一本だけ書き送付。他にお金にならない原稿も仕上げた。新しい原稿の依頼が来たこともあり勤務評定は1.5。 明日インテックス大阪で開催される第20回東方紅楼夢参加のため、前乘りで本日より大阪入りします。杉江松恋の個人サークル〈腋巫女愛〉は5号館き-17bに配置されています。新刊『博麗霊夢、気をつけて』を頒布開始いたしますので、...

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杉江松恋不善閑居 仕事でミスをするのは罪ではないが、それを隠蔽するのは罪である

杉江松恋不善閑居 仕事でミスをするのは罪ではないが、それを隠蔽するのは罪である

某月某日 ばたばただった9月の反省をしながら原稿を書く。1本だけ仕上がって、夜は池袋コミュニティカレッジの講師仕事。9月の目標金額への進捗率は6.06%で、まだまだ果てしなく遠い。新しい仕事の依頼が3本来て、勤務評定としては3.5。悪くない。 9月は細かいことでミスが多かった。原稿の誤記などで編集者に迷惑をかけてしまい、深く反省する。単に申し訳な...

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杉江松恋不善閑居 地味に資料読みをする日々

杉江松恋不善閑居 地味に資料読みをする日々

某月某日 うっかり引き受けた仕事が、膨大な資料を読まなければならないものだったので、それに没頭している。読むのは楽しいのだが時間がかかる。ほとんど外出もできずに読み続けて、ようやく終わりが見えてきた。こういうとき、すべてを読まずにざっと目を通して済ませてしまうこともできるとは思うのだが、性分でなかなかそうはいかない。読まなかった部分があるせいで致命的な...

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私は玄関に立ってそれを開け続ける

私は玄関に立ってそれを開け続ける

 毎日、開ける。 本に関する行為となると、買う、借りる、開く、読む、閉じる、しまう、ということが一般的だろう。だいたいこの順番で本を取り扱う。内容によっては、あがめる、だったり、踏む、だったり。 多少の誤差はあってもだいたいこの順番のはずである。 私は書評を生業にしているのでここに、開ける、が入ってくる。 出版社から献本されてくる包み...

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