杉江 松恋
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杉江松恋不善閑居 twitter文学賞のこと
3月7日の第10回twitter文学賞発表会をご視聴いただき、御礼申し上げます。動画はyoutubeで、すべての投票結果も以下のurlでご覧いただけます。動画の終わりには過去10回を振り返るというおまけも付いているので、よろしければどうぞ。 豊崎由美さんからtwitter文学賞の構想を打ち明けられ、登壇者としての出演依頼を受けた...
3/15「ミステリちゃん」公開収録のお知らせ
新型コロナウイルスのせいで落ち着かない日々を送られていることと思います。 そんな中、みなさまの読書の一助となりますよう、国内ミステリー書評番組「ミステリちゃん」の公開収録を3月15日(日)16時より都内某所で行います。観覧ご希望の方はメッセージなどでご連絡くださいませ。そのころまでにウイルス騒ぎが下火になっているといいのですが、予断は許されませんので体...
街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2020年2月・池袋「古書ますく堂」見納めと東家一太郎・雷門会
某月某日 池袋某所にて、川出正樹さんと翻訳ミステリーのレビュー番組「翻訳メ~ン」の収録に臨んだ。そのあとでちょっと時間が空いたもので、時間潰しがてら池袋駅西口から椎名町方面に向けてぶらぶらと歩きだした。3月から大阪に移転するという古書ますく堂さんを訪ねるためである。 古書ますく堂さんに初めてお会いしたのは、たぶん西荻窪にあったころ...
古本屋と銭湯、ときどきビール 2020年2月・両国「眺花亭」と平井「平井の本棚」、ガチンコ浪曲講座
某月某日 編集者と待ち合わせて両国の「図書と珈琲 眺花亭」へ。ここは浪曲など古典芸能や東京の街についての資料を集めた私設図書館なのである。こっそり準備中の本作りのため、ちょっと下調べだ。 前もって予約が必要なので、我々が来ることはあらかじめお伝えしてある。チャイムを鳴らすと出てきてくれた館主が私を見て、おや、という顔になった。 ...
街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2020年2月・池袋「三省堂書店池袋本店古本まつり」、吉祥寺「空と虹と古本市」「古書防破堤」ほか
某月某日 本日から神田松之丞改め六代目神田伯山の真打披露興行が始まる。普段とは違って新宿末廣亭が昼夜入れ替えあり、しかも整理券発行の見込みという盛り上がりぶりで、ここは日祝日がお休みの方に譲って自由業の人間は平日に回るべきだろうと判断する。といっても39日間の興行はすべて満席だろうから、いつが空いているということもなさそうなのだが。でき...
「ミステリちゃん」公開収録のお知らせ
君も大好き。 僕も大好き。 ミステリちゃん。 「ミステリちゃん」は、国内ミステリーのレビュー番組です。書評家・若林踏氏と杉江松恋が、毎月読んだ本の中からお気に入りの3冊をそれぞれ挙げて紹介しますよ。 今回も公開収録を予定しておりますので、2月16日(日)16時~、東京都内にてもし観覧希望の方がいらっしゃったらご連絡ください。こ...
街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2020年2月・神田松之丞六代目伯山襲名及び真打昇進披露パーティーと中目黒で古本あれこれ
某月某日 ぎりぎりまで仕事をして浅草ビューホテルへ。神田松之丞さんの六代目神田伯山襲名ならびに真打昇進披露パーティーに出席するためである。あまりにもぎりぎりすぎて少し遅刻してしまい、まさに今入場しようという神田松之丞さんの後ろに着いてしまった。そのまま入るとグレイシー一族が好きすぎて、一事はその入場恒例のグレイシー・トレインに加わるとい...
街てくてく~古本屋とビール、ときどき銭湯 2020年2月田原町「お座敷一箱古本市」と木馬亭
某月某日 木馬亭で開かれる「浪曲名人会」のためまたもや浅草へ。関西から三原佐知子、松浦四郎若、名古屋から天中軒雲月が揃うとなれば行かざるをえない。 木馬亭へはいつも銀座線田原町駅の三番出口から歩くのだが、この日ばかりは逆方向に向かった。一番、二番出口のある側の通りを一本入ったところにある「Readin’Writin’Booksto...
街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2020年2月・池袋「budo shop」「光芳書店」と浅草木馬亭
某月某日 真面目に仕事に打ち込んでいたのだが、胸騒ぎがして浅草木馬亭に駆けつけてしまう。日本浪曲協会定期公演の最終日である。予告で天中軒雲月さんが赤穂浪士外伝の「忠僕直助」をやると予告があったのだ。出遅れたので前読みには間に合わず二席目から。演目は以下の通り。 最強主婦伝説 ひまわりマート戦記 港家小ゆき・沢村美舟 ...
街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年12月・新宿御苑「ギャラリー/書肆 蒼穹舎」
某月某日 亡父の墓が新宿一丁目にある。もともとは北海道の余市出身なのだが、死ぬにあたって故郷に葬られることを嫌がった。寒いところはさんざん住んだから都会にしてくれ、というのである。その言い分はもっともなので、今のところになった。近いのでちょくちょく墓参りに行けて息子としては助かる。 その日も墓参りを済ませて、近くにある某出版社に立...