本以外の話題
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杉江松恋不善閑居 伊豆高原・new summer books
某月某日 ぎりぎりまで仕事をして家を出る。金曜日だが、区の小学校PTA連合同期で、熱海に一泊旅行をする約束をしていたのである。こういう付き合いは大事にしないといけない。 それにしても、稀に見るほどの豪雨である。風も強く、お猪口にされることを考えてビニール傘を選んで持っていく。仕事は終わらずで、勤務評定は-1.0。まあ、これは仕方ない。 東海...
杉江松恋不善閑居 情けは人のためならず&北とぴあで何かやります
某月某日 いろいろあって忙しい一日になった。 まず朝いちばんで移動し、北区王子にある北とぴあへ。ここで今年の後半に大きな会を主催するため、料金を支払いに来たのである。お借りするのはドームホールという150人規模くらいの施設だ。昔はプラネタリウムだったところで、会場もその名残を残している。エレベーターで6階に上がって、半円状の渡り廊下を通って会場へ...
杉江松恋不善閑居 松本清張賞の井上先斗『イッツ・ダ・ボム』に期待
某月某日 調子が出ず、あまり仕事が進まなかった。ぎりぎりのところに来ている〆切があるので本来はかなりまずいのだが、気に病むと負の連鎖に陥るので仕方ないと割り切ることにした。人間できないことはできないのである。そうやって自分を励ましていると、ピコンとメールが届いた。新しい仕事の依頼である。よかったよかった。ゆえに本日の勤務評定は1.0。完全な他力本願だが...
杉江松恋不善閑居 心の中に一個の水平器を
某月某日 二ヶ月に一度の前橋詣で。拙宅からだと高崎線で終点まで行って、両毛線に乗り換えるというのがいちばん早い。難は両毛線の本数が少ないことで、毎回高崎線が遅れ、乗り継ぎができるかどうかでやきもきさせられる。これ以外に東武線で桐生まで行き、そこから上毛電鉄で西へ向かうという行き方もあるのだが、これはまだ試したことがない。 前橋市内にて取材である。...
杉江松恋不善閑居 衣食足りて表現の自由を知る
某月某日 仕事読書をしてから、えいやっで2本原稿を終わらせる。送稿して勤務評定は2.0。この原稿料で6月末までに稼がなければならない額への進捗率は97.95%に達した。 午後から外出し、重要な打ち合わせ。都内某所にていろいろ話す。スケジュールを決め、段取りを決め、とかなり前に進んだ感がある。来年は順調にいけば編著が1、共著が1出る予定なのだが、そ...
杉江松恋不善閑居 少年キングがダブった
某月某日 本格ミステリ作家クラブのイベントがある日なのだが、失礼して在宅で下読み作業を終わらせた。というか読むのはもう終わっていたので選評を送った。業務評価は0.5、これによって得られる報酬を足すと6月末までに稼がなければならない額への進捗率は95.17%に達する。あともう少し。 在宅していたのは別件で用事があったからなのだが、雨も降ってきたので...
杉江松恋不善閑居 神保町・猫の本棚と本格ミステリ大賞贈賞式
某月某日 17時から本格ミステリ大賞の贈賞式があるので、その前に都内をうろうろと動く。 本当は深川江戸資料館に行って施設の利用者登録をするつもりだったのだが、別件が進展してとりあえず急いでやらなくていいことになった。後日出直すつもりである。 まずは西部古書会館で高円寺優書展。均一祭などとは違ってさすがに本気の出品が目立つ。残念ながら目録のも...
杉江松恋不善閑居 新興図書大即売会と神保町・タクト。天中軒すみれ「小栗判官餓鬼阿弥車」口演
某月某日 昨日から引き続き下読みの仕事を続け、午後になって外出。二つ打ち合わせがあるのだ。一つは来年に出せるといいな、という本について。もう一つは、再来年に出るということは決まっているのだけどまだ作業は始まったばかり、という本。それぞれ課題を整理して終わる。 時間が空いたので神保町へ。新興図書大即売会開催中の東京古書会館へ向かった。大雨の中、ズボ...
杉江松恋不善閑居 ドン・ウィンズロウのこと
某月某日 またも一日在宅してインタビューの構成仕事、送稿。この原稿料によって6月末までに稼がなければならない額への進捗率は97.09%に達した。勤務評定は0.5。こつこつやればなんとかなるものだ。もう少し。夜は池袋コミュニティカレッジで講師のお仕事。終わって帰る。 ごくごく平凡な一日だったのでさして書くことがないが、解説を書いた文庫が出たので一つ...
杉江松恋不善閑居 新人賞下読みをしながら採用担当について思い出す
某月某日 実は家に新人賞下読みの箱が来ていて、〆切が間近に迫っていたのでずっと読んでいた。成果物はまだないので、勤務評定としては-1.0である。これは仕方ない。稼ぎもゼロ。時折思いついたように銀行残高を眺めて、いかんいかんと思うのだが、別に気持ちを改めたところですぐ振り込みがあるわけでもなし。どちらかといえば一回休みの日であった。 私は人事採用を...