本以外の話題
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杉江松恋不善閑居 野田市のなのはなシニア演芸会で玉川太福を聴き、湯島・古書かんたんむ
某月某日 少し寝坊してしまって家を出る。目的地は遠く、千葉県野田市である。東武野田線愛宕駅近くに、欅のホールという会場がある。そこで先日も東庄町まで出かけていった千葉県の老人クラブ主催行事、なのはなシニア演芸会が開かれるのである。東庄町では代演で三代目春日井梅鶯が出たが、野田では玉川太福・玉川みね子の本来のコンビである。 えっちらおっちら移動して...
杉江松恋不善閑居 運命の岐路になる仕事というものがある
某月某日 先週が外出ばかりであまり机の前に向かう時間がとれなかったので、決意と共に机に向かう。まずは午前中に読まなければならない本に集中し、終わったと同時に正午から原稿書き。まずは1本レギュラー原稿を上げる。続いてイレギュラーの週刊誌書評にかかり、夕方になって脱稿。すぐに送る。まだ余力がありそうだったので、もう一度仕事読書に戻り、午後6時まで。そこから...
杉江松恋不善閑居 銚子電鉄と閉館したパチンコ博物館、本州の東西南北古本屋限界について
某月某日 思うところあって妻と銚子へ向かう。東京駅から高速バスに乗って銚子駅へ。銚子電気鉄道に乗り換える。1日乗車券が700円というのは安い。確か先日乗った岳南鉄道の1日乗車券も750円だったはずで、だいたいの相場というところなのだろうか。いろいろと営業努力をしていて、車輛そのものがイベントというような雰囲気である。この日は海鹿島駅に「日本一ちっちゃな...
杉江松恋不善閑居 南大沢古本まつりと下北沢・古書明日、下北沢立川談四楼独演会
某月某日 午前中に2本の原稿を書いて送稿。これにて6月末までに稼がなければいけない額までの進捗率は98.25%に達した。あともうちょっと。また、某メディアから今やっている連載以外に加えてもう少し書かないかというオファーをいただいた。ありがたいことで、もちろんお受けする。勤務評定は送稿×2で1.0、自分へのオファーがあったので1.0、合計で2.0というこ...
杉江松恋不善閑居 暴力の気配は当人の意図とは無関係に噴出する
某月某日 午前中は仕事読書で終始する。本当は昼前に出たかったのだが、そうもいかず食事をしてから東京古書会館の書窓展へ。いろいろ見ている中に、栃木県のかぴぱら堂がユースホステルのピンバッジを出しているのが目に留まる。そうだ、ユースホステルはこうやってバッジを作っていたのだった。それを帽子にネジ止めしてみんなつけていたのだった。あのネジが時々頭に当たって痛...
杉江松恋不善閑居 原稿持ち込みの営業と中村橋・古書クマゴロウ
某月某日 前日に終わらなかった文庫解説原稿を仕上げてしまう。この原稿料で6月末までに稼がなければならない目標額までの進捗率は95.62%まで上がった。もう少しだ。 15時に外出し、都内の某出版社へ。ある人の原稿持ち込みである。結構余裕を見たつもりだったのだが、資料準備があってぎりぎりになってしまった。普段行かないフロアに上がり、お付き合いのない編...
杉江松恋不善閑居 文庫解説はこうやって書いている
某月某日 前日に終えられなかったインタビュー原稿を完成させ、送稿。書きあぐねていた文庫解説に挑戦する。なんとか切り口を見つけて進められたが、残念ながら時間切れ、すみません明日必ず、とメールをして家を出る。途中で他人の仕事の持ち込みについて2件営業をかけた。本日の業務評定は4.5、6月末までに稼がなければならない額に対する進捗率は88.87%ととなった。...
杉江松恋不善閑居 もう転職はできないので一生ライターでいるしかない
某月某日 前日に続き、一日籠ってお仕事。急ぎのインタビュー原稿が仕上がり、送稿した。もう一つ手がけるも、完成には至らず時間切れとなる。原稿を一本送ったので0.5、また新しい仕事の依頼が三本、これは正確に言うと二本セットが一つと独立した一本の仕事である。これで依頼を貰って3.0。さらに他の人を売り込む営業のアポイントがとれたので2.0。合計で5.5という...
杉江松恋不善閑居 賃金が上がってもたぶん原稿料は上がらない
某月某日 先週は出歩いてばかりで疲労が溜まっている気配もするし、やらなければならない仕事も積んであるので外出を控えて一日原稿書きに没頭した。朝いちばんでまず小さい原稿を片付け、次に〆切が来ているレギュラー仕事を二本。ここで力尽きて昼寝をしてしまった。やはり体力が落ちている。夜は朝日カルチャーセンターの講師仕事がリモートであったので、それで時間切れになる...
杉江松恋不善閑居 三代目春日井梅鶯を聴いたことと佐原・武雄書店
某月某日 起床したら8時を回っていた。若干寝坊気味である。調べたら、まだ間に合うことがわかったので急いで身支度をして外出する。千葉県東庄町に行くのである。 毎年千葉県では、老人クラブ連合主催で「なのはなシニア演芸会」が各地で開かれる。かつては浪曲がトリをとるのが定番で、故・玉川福太郎も呼ばれたことがある。一月半ほどかけて県内をぐるぐる回るのだ。し...