本以外の話題 一覧

杉江松恋不善閑居 自粛生活4日目「書架への本の並べかた」

4月11日 ずっと家にいて蔵書の山を眺めているので、この機会に他の人が本についてどんな考え方をしているのか調べてみよう、ということを思い立った。アンケートの三つ目は以下の通り。棚にどんな基準で本を並べているか、という質問だ。 「作者名五十音順」「版元やレーベル」「ジャンルや内容の種類」「本の大きさや見栄え重視」という四つの...

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杉江松恋不善閑居 自粛生活3日目「必要な本が見つからなかったとき」

杉江松恋不善閑居 自粛生活3日目「必要な本が見つからなかったとき」

4月10日 本に関するアンケート、二回目は必要な本が持っているはずなのに見つからないときどうするか、という質問だった。 予想はしていたのだが、私のツイートを見てくださる方に出版関係者が多いためか、「新刊でも買う」という回答が最も多かった。必要な本とそうではないものの閾値が、世間一般と違うのだと思う。あと、本が埋まっていて見...

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杉江松恋不善閑居 自粛生活2日目「古本屋で買わなかった本のこと」

杉江松恋不善閑居 自粛生活2日目「古本屋で買わなかった本のこと」

4月9日 ちょっと気になったのでツイッターでアンケートを取ってみた。 設問は以下の通り。 「古本屋が好きな方にお聞きしたいのですが、訪ねたお店にいい本があったのだけどなんらかの事情で買わずに置いてきた場合。ブログなどに書くとき、以下のどちらを選んでますか」 Aその書名は明かさない。 Bその書名を明かす。 ...

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杉江松恋不善閑居 自粛生活1日目「掃除の窓」

杉江松恋不善閑居 自粛生活1日目「掃除の窓」

4月8日 新型コロナウイルス対策による緊急事態宣言発令の1日目。仕事などで無理なとき以外は、これが終わるまで、記録をつけていこうと思っている。戦争日記みたいなものだ。 といっても座業のライターにとって、外出自粛の日々は普段とそれほど変わらない。他の家族が平日に在宅しているかどうかの違いくらいである。彼らもそれぞれにやること...

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杉江松恋不善閑居 〈新鋭作家さん、いらっしゃい!〉引っ越し先を募集します※追記あり

杉江松恋不善閑居 〈新鋭作家さん、いらっしゃい!〉引っ越し先を募集します※追記あり

新型コロナウイルスとはまったく関係なく、仕事が遅いせいでいろいろまずいことになっているのだが、それとは別に書いておきたい。 昨年後半、エキサイトレビューで〈新鋭作家さん、いらっしゃい!〉という連載を始めた。デビュー作、そこから多くても三冊目までの新人だけを対象にして書評をするという企画で、毎週月曜日に更新してもらっていたのである。ミステリーから純文学ま...

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杉江松恋不善閑居 twitter文学賞のこと

杉江松恋不善閑居 twitter文学賞のこと

3月7日の第10回twitter文学賞発表会をご視聴いただき、御礼申し上げます。動画はyoutubeで、すべての投票結果も以下のurlでご覧いただけます。動画の終わりには過去10回を振り返るというおまけも付いているので、よろしければどうぞ。 豊崎由美さんからtwitter文学賞の構想を打ち明けられ、登壇者としての出演依頼を受けた...

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杉江松恋不善閑居 自由業の人間が絶対にやってはいけないこと

杉江松恋不善閑居 自由業の人間が絶対にやってはいけないこと

自由業だからといって、なんでも自由にしていいわけではない。 これは当たり前のことで、なんでもできるからこそ、自分を戒めなければならないのである。そこらへんを勘違いして好き勝手にやっていたら、いずれとんでもないことになる。 世の中には、とんでもないことになったらそれを糧にしてさらに上に行っちゃうような化け物もいる。いるにはいるがそれは一握り...

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杉江松恋不善閑居 1万円くれる感想文キャンペーンと本の推薦文のこと

杉江松恋不善閑居 1万円くれる感想文キャンペーンと本の推薦文のこと

この週末にやってくる台風は類例のないほどの強烈なやつだそうなので、どうぞみなさまご用心ください。拙宅もそれに備えてベランダの片付けやら戸締りやらせねば。風速50メートル、急いでやらなきゃこりゃことだ。 そんな折に済んでしまった話を蒸し返して恐縮なのだけど、数日前に新潮社の宣伝部が、百田尚樹氏をヨイショする感想文を書いて図書カードを貰おう、という...

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杉江松恋不善閑居 第六回博麗神社秋季例大祭に参加しました。

杉江松恋不善閑居 第六回博麗神社秋季例大祭に参加しました。

昨日の10月6日(日)、東京ビッグサイトで開催されました「第六回博麗神社秋季例大祭」にサークル〈腋巫女愛〉で参加してきました。小雨のぱらつくお天気でしたが、まずまずの来場者で、盛会であったと思います。 〈腋巫女愛〉新刊は既報の通り二次小説〈博麗霊夢の日々〉シリーズ第12巻『博麗霊夢、ごめんなさい』でした。もうお読みいただいた方もいらっしゃるかも...

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杉江松恋不善閑居 他人の言葉で人生が変わったこと

杉江松恋不善閑居 他人の言葉で人生が変わったこと

小説を読んでいると、人の気持ちを描いていて巧いなあ、と思う瞬間がある。普通だったら何気なく通り過ぎてしまうような感情のちょっとした起伏に着目して、そこが人生の分かれ道だった、ということを指摘する。そういうくだりに行き当たったときに、小説を読む悦びを感じるのである。 自分の人生を振り返ってみても、なかなかそんな劇的な瞬間というのはないものである。平凡な時...

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