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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年4月・須賀川市円谷英二ミュージアムと古書ふみくら
私も子供も特撮が好きで、ウルトラシリーズにはさらなる感情を抱いている。 もちろん今のニュージェネレーションズも好きだ。毎回観ていて映画も劇場まで行っているけど、今年のR/Bは良かったな。TVシリーズ終了後の登場人物たちがどういう人生を送っていくかを描いて、本当の完全版になっていた。意味のある劇場版だったと思う。 というわけで私には課題がで...
街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年5月イセザキモール馬燈書房・川崎書店、桜木町天保堂苅部書店
五月某日 日の出前に目が覚め、そのまま仕事にかかったもので午後の早い時間には体が空いてしまった。次の仕事の支度をするのにはちょっと半端である。どうしようかな、と思案した結果、気づいたら横浜駅で根岸線のホームに立っていた。イセザキモールの有隣堂前でワゴンセールをやっているはずなので、少し覗いていこうかという肚なのである。別にわざわざ行くほどのこと...
街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年5月・国分寺大古書市と古書まどそら堂・七七舎
(承前) 椎名誠が最初に書いた長篇エッセイ『さらば国分寺書店のオババ』にその名を留める店に、私は足を踏み入れたことがあるだろうか。本の扱いにうるさく、函から出したときにハトロン紙を破こうものなら客を泣かさんばかりに文句を言うであろうオババの姿は、今にして思えばどこにでもいる古書店主のものだが、若き日の椎名誠はそれに我慢ができなかったらしく怨嗟の...
街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年5月・彩の国所沢古本まつり
古本屋には独特の香りがある。 香りと書いたが、臭いと表現する人もいるだろう。埃に過敏な向きだとアレルギー症状を引き起こすかもしれない。 私はあの匂い、好きだけどな。特に好きなのは、そんなに埃っぽくない、午後になるとサッシを越えて斜めに陽射しが入るようなお店の、土間に置かれた平台付近の匂い。ここで長い時間を過ごしてきたな、と初めて来た店でも...
街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年5月・椎名町「古書ますく堂」「リサイクルセンター新宿広場」ほか
五月某日 古本屋に関して疑問に思っていることがあったので、実際に現地に行ってみることにした。 ご存じのとおり先日夏目書房が閉店し、立教大学周辺の古本屋はほぼ絶滅した。東池袋に光芳書店、北池袋に平和堂書店があって、池袋駅を最寄とする店が無くなったわけではないのだが、立教大学を中心に栄えていたかつての古本文化圏が消えてしまったことは間違いない...
街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年2月シンガポール「永新書局」ほか
二月某日 シンガポールに友人が滞在していて、こっちに住んでいる間に訪ねてこいと言われていた。そこで今年の二月に行ってきたのである。日程を検討していたら友人から連絡があった。二月は春節があるが、帰省する中国人が多いので人出が多く、入国管理がうるさくなる。その時期は外したらどうか、ということであった。 ふむふむなるほど。ご助言感謝であ...
街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年3月静岡行・その11 静岡「安川書店」「ブックスランド馬場町店」「あべの古書店」
東海道歩きの模様は別に書くとして。 金谷から掛川まで約15kmを踏破し、各駅停車で再び静岡まで戻った。同じホテルに二泊しており、荷物を置きっぱなしにしていたのだ。ちょっと時間が空いたので街に出る。静岡市内の古本屋であといくつか、回らなければいけないところがあるのだ。 ■日曜日は全品20%引き、の硬派古書店 まず足を運んだのは両替町にある安川...
街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年3月静岡行・その10 富士「中村書店」
(承前) 熱海にて夢のような出会いがあり、ぽうっとしながら東海道線の下りに乗る。なんだったらもう帰ってしまってもいいぐらいなのだが、この日はまだ用事の続きがあるのだ。静岡に1泊し、ほぼ1年ぶりに東海道歩きに挑戦するのである。夕刻に同行者の妻と待ち合わせしているのだが、それまで時間が空いている。これはまあ、古本屋に行けという天の啓示であろう。いや...
街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年3月静岡行・その9 熱海「遊我堂」
さて、またしても静岡行である。 いい加減静岡に移住してはどうか、とか、そんなに仕事が暇なのか、とかいった声が聞こえてきそうだが、仕事は暇である。いや、以前に比べれば、それはね。いいことだ。 静岡移住も、これだけ通っているとありえない話ではないのかも、と思えてくる。あまりにも頻繁に通っているので、熱海が山手線の乗り換え駅ぐらいに馴染深くなっ...
街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年3月静岡行その8・焼津「港書店」
(承前) 今度はふしぎな古本屋はてなやを出たあとの話。またもやはてなやであれこれ買い物をしてしまい(ちゃんと100円均一棚を見たら、要るものがたくさんあったのだ)、店を出たら14時をまわってしまっていた。余裕があれば富士までとって返して身延線に乗ろうと思っていたのだが、ちょっと手遅れである。かといってこのまま帰ったのでは不効率もはなはだしい。戻...