杉江松恋不善閑居 同人活動のこと・その1『博麗霊夢はそこにいる』

まもなく博麗神社秋季例大祭である。この1年間、同人活動を休んでいたのだが、秋季例大祭から復帰したいと思っている。同人活動は人生の活力である。やりたいことをやらないのはよくない。 しばらく間が空いたので自分の同人誌について書いてみることにした。東方Projectジャンルで、これまで8冊の同人誌を出している。すべて個人誌だ。8冊のうち1冊は評論とい...

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杉江の読書 キット・リード『ドロシアの虎』(サンリオSF文庫)

中村融編の〈奇妙な味〉アンソロジー、『夜の夢見の川』(創元SF文庫)に収録された「お待ち」があまりに強烈だったもので、キット・リード作品をもっと読みたいと思った。 リードは1932年生まれで、ジャーナリスト出身の作家である。二桁に届く長篇があるのだが、邦訳は『ドロシアの虎』(友枝康子訳/サンリオSF文庫)しかない(注:細谷正充さんの指摘で気づいたのだが...

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杉江松恋不善閑居 (一生は無理かもしれないけど)とりあえずは食べ続けられるフリーライターの条件

今から4年前の2013年2月23日に、発作的に「(一生は無理かもしれないけど)とりあえずは食べ続けられるフリーライターの条件」というツイートをtwitterで連発した。「一生食べ続けられるフリーランスの条件」というエントリーがタイムラインで流れてきて、だいたいは同意だけど、ライターという職業に限定した場合はどうなんだろうか、と思いつくままに書いてみたのだ。 ...

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川浪いずみ「本とせいかつ」#10

川浪いずみ「本とせいかつ」#10

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落語本の話をしませんか

落語本の話をしませんか

本日8月21日、「『落語の入り口』の入り口」と題しまして、落語本について語り合う読書会&懇親会を企画しております。出演者は新作落語作家である井上新五郎正隆さんと杉江松恋です。読書会とはいうものの、入り口で二人がお気に入り落語本のガイダンスをして、その後はめいめいが好きな書名を挙げながら好きに話をするという形式ですので、どうぞお気軽にご参加ください。落語本の出...

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川浪いずみ「本とせいかつ」#9

川浪いずみ「本とせいかつ」#9

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杉江松恋不善閑居 「加藤シゲアキさんのこと」20170721

杉江松恋不善閑居 「加藤シゲアキさんのこと」20170721

みなさんは人間の声にぶん殴られたことはあるだろうか。私はある。 2014年3月23日のことである。 その日は加藤シゲアキさんが3作目の著書である『Burn.―バーン―』の刊行記念イベントに出演されるということで、私はその対談相手として呼ばれていた。加藤さんの小説はデビュー作である『ピンクとグレー』をかなり早期の段階で読んで、書評もしていた。そのご...

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杉江の読書 第157回直木賞について 20170719

 続いて直木賞である。 木下昌輝『敵の名は、宮本武蔵』(角川書店)は、剣豪と敵対して剣を交えた者たちを主人公とし、彼らの視点から宮本武蔵という人物を浮かび上がらせていくという形式の作品だ。木下にはデビュー作であり最初の直木賞候補作となった『宇喜多の捨て嫁』や『戦国24時 さいごの刻』などオムニバス形式をとった作品が多数ある。ミステリーで用い...

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杉江の読書 第157回芥川賞について 20170719

今回の芥川賞・直木賞には、軸がはっきりと見える候補作が揃った。 芥川賞のそれは、社会の多様性を小説はいかに描きうるかということに尽きる。今さら言葉を重ねるまでもないが、現代を支配するのは不寛容を基調とする空気だ。たとえば倫理観においては、これほどまでに清潔さが重視され、自分勝手であることが忌まわしいものと批判される時代はかつてなかったように思う。同じ鋳...

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電撃座通信 若手精選「らくご甲子園2017」のお知らせ

電撃座通信 若手精選「らくご甲子園2017」のお知らせ

八月のお盆期間中、新宿の小さな演芸会場・マイクロシアター電撃座は一つの挑戦に踏み出します。 これまでお付き合いがなかった、もしくは客演をお願いしたことはあってもまだ会を開いたことはない二ツ目の落語家さんにお声掛けをしました。暑い盛りですが落語界の将来を担う若手の競演はかなり熱いです。一週間で六名、将来が楽しみな二ツ目が日替わりでおもてなしします...

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