#2 16年末~17年始発売のオススメ翻訳ミステリー 後編
去る1月30日(月)に第1回を開催した「bookaholic ラジオショー」は公開形式でpodcastの録音を行うイベントです。第1部は翻訳、第2部は国内小説について、という構成でこれから進めていこうと思っています。昨年末にbookaholic認定ということで海外・国内のミステリーベストランキングを決めるイベントを行ったのですが、その延長として、月例でもおも...
bookaholic ラジオショー第1回のpodcast公開が始まりました!
杉江松恋です。昼間、眼科検診を受けて、瞳を広げる目薬をさしてもらったものでまだ世界が光り輝いて見えます。ベラドンナ怖い。 去る1月30日(月)に第1回を開催した「bookaholic ラジオショー」は公開形式でpodcastの録音を行うイベントです。第1部は翻訳、第2部は国内小説について、という構成でこれから進めていこうと思っています。昨年末に...
#1 16年末~17年始発売のオススメ翻訳ミステリー 前編
bookaholic主催・杉江松恋が優良作品をオススメするトークを、新宿五丁目のLive Wire HIGH VOLTAGE CAFEにて定期収録。その内容をポッドキャスト化して配信します。 パート1は「bookaholic認定ミステリーベストテン2016」海外編の選出でもコンビを組んだ川出正樹さんと、年末から新年にかけて出版された最新のおもしろ翻訳ミステ...
チミの犠牲はムダにしない! その18『借金2000万円返済記』快楽亭ブラック
このへんから現在の「芸人本書く列伝」(『水道橋博士のメルマ旬報』連載)につながってくる。文中で「師匠」と書いているが、芸人に対する尊称をどうするか、このころはまだ決めかねていた。現在は芸界の人間ではないので、と割り切って実際にお会いした際なども一切「師匠」とは呼ばないようにしている。現在の自分から見るととても違和感がある文章なのだが、過去のものであるので、...
チミの犠牲はムダにしない! その17『元気です!!!』
この原稿を書いた時点では、春一番氏があんなに早く亡くなってしまうとは夢にも思わなかった。どうぞ安らかにお眠りください。 =============================== 杉江松恋のチミの犠牲はムダにしない! 第17回「元気です!!!」春一番(幻冬舎) 私の中で春一番が「ひょろひょろの肉体のくせにアントニオ猪...
チミの犠牲はムダにしない! その17『男子のための人生のルール』玉袋筋太郎
『男子のための』とあるが、いつまでも親子が対話を絶やさずにいるにはどうしたらいいか、ということについて書かれた本だ。すべての人に読んでもらいたい。 =============================== 杉江松恋のチミの犠牲はムダにしない! 第17回「男子のための人生のルール」玉袋筋太郎(理論社) 前三回の更新では...
チミの犠牲はムダにしない その16『試みの地平線』北方謙三
この連載で初めてミステリー作家の著書を扱った回。ちなみにこのあと、ホットドッグプレスの北方謙三特集号をいただいたので、機会があれば研究成果を別途発表したい。 =============================== 杉江松恋のチミの犠牲はムダにしない! 第16回「試みの地平線」北方謙三(講談社) 北方謙三といえば髭に...
チミの犠牲はムダにしない その15『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』武居俊樹
2回連続で赤塚先生のことを書いている。 ゲッツさんのところに寄稿した中でいちばん好きな文章がこれだった。赤塚先生について書こうとすると、いつも背筋がピッと伸びるような気持ちになる。 =============================== 杉江松恋のチミの犠牲はムダにしない! 第15回「赤塚不二夫のことを書いたのだ!!」武居...
チミの犠牲はムダにしない! その14『これでいいのだ。』赤塚不二夫
杉江松恋のチミの犠牲はムダにしない! 第14回「これでいいのだ。」赤塚不二夫(メディアファクトリー) 『これでいいのだ。』は、タイトルですぐおわかりのとおり、あの不世出のギャグ漫画家・赤塚不二夫の著書である。赤塚先生が北野武、立川談志、タモリ、松本人志といった偉大な芸人、アラーキーこと荒木経惟、小説家・柳美里、そしてなぜかカリフォルニア生...
チミの犠牲はムダにしない! その14『ポエム番長』マッコイ斉藤&ピエール瀧
杉江松恋のチミの犠牲はムダにしない! 第13回「ポエム番長」マッコイ斉藤&ピエール瀧(サンクチュアリ出版) 最近、番長って見かけなくなったよね。やっぱ、ドラフト会議はあの独特の巻舌で司会してもらわないと盛り上がらないし、あのヅラがオンエア中にずれるんじゃないかってドキドキしながら見守るのが好きだったのに……ってそれはパンチョ伊東だ。 ...