杉江松恋不善閑居 「蜘蛛のこと」
家にしばらく蜘蛛がいたことがある。 いや、蜘蛛はいつもいる。ごきぶりなどを捕食してくれる益虫だという気持ちがあるので、見かけても放っておくようにしているからである。机の周りにはいつも蠅取り蜘蛛というのか、小さくてやたらと跳ねるのがいて、こちらが手を出さないのがわかっているのか、キーボードやディスプレイの上などに這ってきては、我が物顔でそこらをうろついて...
寸志滑稽噺百席は其の七から神楽坂・香音里開催です!
来年の話をすると鬼が笑うと言いますが、2017年もそろそろ終わりなのでお許しくださいませ。 新宿五丁目・電撃座にて開催されておりました「寸志滑稽噺百席」が会場を神楽坂の会場・香音里に代えて心機一転スタートいたします。 「寸志滑稽噺百席」とは、立川談四楼門下の二ツ目・立川寸志さんが滑稽噺だけを百席積み上げていくという壮大な試みです。一回の高...
bookaholic認定2017国内ミステリーベスト10決定! 1位は謎解き小説の至宝!
ミステリー評論家である千街晶之、若林踏両氏と杉江松恋が決める2017年度の国内ミステリー・ベスト10が、翻訳編に続き12月20日に決定しました。会場ではまず、3人のうち1人だけが挙げる作品についてそれぞれが紹介、続いて複数名が推すものについて意見を交わした後、ランキングの選考に入りました。順位については下記をご覧ください。1位に選ばれたのは、千街・杉江がそれ...
bookaholic認定2017年度翻訳ミステリーベスト10決定! 1位は遅れてきた真打!
翻訳マン1号・川出正樹と翻訳マン2号・杉江松恋による2017年度翻訳ミステリーベスト10選考会議が12月17日に開催されました。結果は以下の通りで、フランシス・ハーディング『嘘の木』(東京創元社)を本年度のベストと認定しました。「このミス」年度ぎりぎりの10月末に刊行され、装丁や帯のどこにもミステリーの文字が謳われなかったこともあってまったくのノーチ...
bookaholic認定2017年度国内ミステリーベスト10候補作発表!
2017年度内に刊行された国内ミステリーの中から、千街晶之、若林踏、杉江松恋の3人がそれぞれのお気に入りを挙げ、その中からベスト10を選ぶイベントが下記日程で行われます。各自の候補作は以下の通り。作家の五十音順です。それぞれの順位は当日発表いたします。 日時:12月20日(水)19時30分~ 場所:新宿5丁目High Voltage Ca...
bookaholic認定2017年度翻訳ミステリーベスト10候補作発表
翻訳マン1号こと川出正樹と翻訳マン2号・杉江松恋が2017年度に刊行された翻訳ミステリーのベストを決めるイベント、いよいよ明日に迫りました。直前になりましたが、それぞれの推薦作を発表します。順位は当日のお楽しみ。各12作ずつあるのは、次点と別格作品を選んだからです。どうぞご期待ください。 日時:12月17日18時~ 場所:新宿5丁目Hig...
bookaholic認定翻訳&国内ミステリーベスト10選定会議、今年もやります!
早いもので2017年も終わりが近づいております。みなさんにとって、今年はどんな年だったでしょうか? 年末といえば各種ランキングが行われる時期でもあります。bookaholicは、昨年に続き独自のミステリーランキング制定会議を今年も行います。投票や多数決で決めるランキングには飽き足らない、どうせ順位を決めるなら議論でやってもらいたい。そう思ってい...