杉江松恋不善閑居 天下茶屋・福永書店岸里店&昭和町・大吉堂

某月某日 大阪行最終日。この日も一心寺門前浪曲寄席はあるのだが、19時から朝日カルチャーセンターのリモート講義が始まるので、どうしてもその前には帰宅していなければならない。そのためには15時には一心寺を出たほうがいい。だがそれだとトリを最後まで聴けるかわからない、ということで残念ながら早めに大阪を出ることにした。いろいろと穣り多かった大阪、ありがとう。...

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杉江松恋不善閑居 近鉄奈良・古本屋えっちゃん堂と一心寺門前浪曲寄席、真山隼人独演会

杉江松恋不善閑居 近鉄奈良・古本屋えっちゃん堂と一心寺門前浪曲寄席、真山隼人独演会

某月某日 せっかく奈良まで来て拝観をしないのはもったいないので、智林堂書店から三条通りを渡り、興福寺まで行ってくる。阿修羅像をひさしぶりに拝んできた。 そこからまた南に引き返す。そろそろ時間である。智林堂書店からはちょっと東に行って路地を南に降りたぐらいの場所、カフェの二階にあるのが古本屋えっちゃん堂だ。古本好きの店主が近年になって始めたとのこと...

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杉江松恋不善閑居 近鉄奈良・智林堂書店

杉江松恋不善閑居 近鉄奈良・智林堂書店

某月某日 奈良行続き。ふうせんかずらを出てさらにまっすぐ東へ。こころもち北上するような感じで少しずつ交差が食い違っている道を歩いていくと、やがて賑やかな道に出る。下御門商店街で、北上していけばバスも通る三条通りにぶつかるから観光客が大勢歩いている。ここまで来ればJRよりも近鉄奈良駅のほうが近い。 ぶつかった商店街を北上していくと、やがて道の左側に...

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杉江松恋不善閑居 奈良・ふうせんかずら

杉江松恋不善閑居 奈良・ふうせんかずら

某月某日 大阪滞在の二日目。昨日の就寝が早かったので、夜が明ける前に目が覚めた。せっかくなので、西成に泊まったときは恒例になっている銭湯に出かける。朝湯に浸かろうと浴室に入ると、もう先客がいる。このへんは朝が早いのだ。 ホテルに戻って身支度をし、少し読書をしてから出発する。今日も午後は一心寺なのだが、午前中に少し遠出をしようと思ったのだ。和歌山方...

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杉江松恋不善閑居 天神橋筋・フォルモサ書院と一心寺門前浪曲寄席三月定席初日

杉江松恋不善閑居 天神橋筋・フォルモサ書院と一心寺門前浪曲寄席三月定席初日

某月某日 書苑よしむらを出て天神橋筋商店街に戻る。すぐにあるのが栞書房で、入口付近は雑誌のバックナンバーや絵本、写真集など大型本が並ぶ棚だが、奥に入ると芸能関係などのサブカルチャー、マンガなどの結構珍しい本がある。しばらくご無沙汰していたので何か買おうかと思って見ていると、小松左京『日本沈没』のカッパノベルスが目に入った。ちょうど22日にマライ・メント...

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杉江松恋不善閑居 天神橋筋・書苑よしむら

杉江松恋不善閑居 天神橋筋・書苑よしむら

某月某日 過日、土日月で大阪に行ってきた。主たる要件は、真山隼人十五周年記念の会を聴くためなのだが、ちょうど一心寺門前浪曲寄席の月例定席であったので、そちらも顔を出す。何しろ、しばらくこの会をお休みしていた菊池まどかが復帰、九州から五月一秀が出演、天中軒かおりが初出演で、トリは師匠の五代目雲月というのだから行って損のない会であった。 午前中に移動...

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杉江松恋不善閑居 木村勝千代、真山隼人、天中軒景友、天中軒かおり、玉川絹華、立川寸志

杉江松恋不善閑居 木村勝千代、真山隼人、天中軒景友、天中軒かおり、玉川絹華、立川寸志

某月某日 まだ仕事が落ち着かない感じだが、ぼちぼち平常進行に戻していくつもりである。 そんな中、主催する演芸会の紹介をさせてもらいたい。以下敬称略で。 まず、2週間後の土曜日、3月29日はアートスペース兜座(中央区日本橋兜町11-10)にて、一日〈スギエゴノミ〉である。 午前の部は11時から、年季明けを目指す天中軒かおりと玉川...

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杉江松恋不善閑居 新刊『名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド』のお知らせ

杉江松恋不善閑居 新刊『名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド』のお知らせ

某月某日 このところかかりきりになっていた新編著が、先週末にようやく下版したのでお知らせします。 題名は『名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド』です。 ガイドの部分を先に。『ハヤカワ・ミステリマガジン』に連載していた「初心者のためのミステリ入門」4回に新稿を加えたもので、〈探偵〉〈トリック〉〈推理〉〈プロット〉といった...

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杉江松恋不善閑居 北千住・ainwick booksと浪曲定席二日目・真山隼人ツキイチ独演会

杉江松恋不善閑居 北千住・ainwick booksと浪曲定席二日目・真山隼人ツキイチ独演会

某月某日 浪曲木馬亭三月定席の二日目に顔を出す。浪曲親友協会の春野恵子が、師匠である春野百合子の十八番「樽屋おせん」をかけるというので、楽しみにしていた。トリは澤順子で山本周五郎『日本婦道記』から「糸車」。けっこうな舞台でした。 終演後、つくばエクスプレスに乗って北千住へ。ここに昨年の暮れ、ainwick booksという新しい古本屋がで...

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杉江松恋不善閑居 西別院・メアリ書房

杉江松恋不善閑居 西別院・メアリ書房

某月某日 福井行の続き。 福井鉄道赤十字前駅の古書好文堂を出た。ここから北へ2.5㎞ほど行ったところにメアリ書房という古本屋がある。そのぐらいの距離なら歩いてもいいのだが、雪道なので無理だろう。GoogleMapで見たときは、福井駅からかなり離れているのでタクシーでも使うしかないかと思っていた。よく見てみると、福井駅を通っているえちぜん鉄道の西別...

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