杉江松恋不善閑居 茨城県笠間市稲田で三門柳・綾師弟の浪曲会
某月某日 午前7時台に家を出て日比谷線と常磐線を乗り継ぎ、茨城県を目指す。友部駅で水戸線に乗り換え、三つ目の稲田駅へ。御影石の採掘で知られるこの地は、浪曲師の金看板・三門博が終の住処を設けたところだった。三門博の眠る西念寺で、その誕生日である5月5日に孫弟子の三門綾さんが浪曲会を開くという。これは行かずばなるまい。 ちょっと前に綾さんから...
杉江松恋不善閑居 浅草木馬亭五月定席四日目と「港家小ゆき之会」(含む美當一調のこと)
某月某日 午前9時から動画の撮影。古本の話でいろいろと。サークル〈腋巫女愛〉の同人誌在庫管理をエクセルで表にしていたのだが、パソコンを替えたら見られなくなった。仕方がないので新たに作り直したら、午前中は撮影とそれでつぶれてしまった。棚卸だと思ってもくもくと作業する。名華祭新刊『博麗霊夢、待ってました』と例大祭新刊『お先にどうぞ、博麗霊夢』はメロンブック...
杉江松恋不善閑居 博麗神社例大祭おつかれさまでした
某月某日 早起きして東京ビッグサイトへ。第21回博麗神社例大祭である。 国際展示場駅を出て驚いた。人の波がいつも以上にすごく、コロナ前の全盛期に戻った感がある。というか、コミケの開催日みたいだ。駅前には警察の装甲車が停まっていてさらに驚く。誰か要人でも来るのか。もしかして皇族でも参加するのか、と思ったが、憲法記念日なので有明公園で記念集会が開かれ...
杉江松恋不善閑居 二つの打ち合わせと木馬亭四月公演二日目
某月某日 翌日(5/3)が第21回博麗神社例大祭なので、その宣伝ツイートをTwitterに投下する。さらに5月頭と言われている〆切原稿を1本送付。これで仕事は0.5。10時に外出し、都内某所へ。今年から2年間ぐらいの予定で新しい連載を始めるのである。ご担当は初めてお会いする方なので、いろいろと手探りで相談する。1時間くらいで終わって、その後屋内...
杉江松恋不善閑居 『ゲームセンターあらし』の落語・講談・浪曲化が聴きたい
某月某日 (承前) 雨の取材から帰宅して夕刻、作業をしているうちにふと思いついたことがある。 すがやみつる先生にご許可をいただけたら『ゲームセンターあらし』を落語・講談・浪曲化できないものだろうか。その縛りで演芸会を開けたら、世代の人にはもちろん刺さるものになるし、なんだろう、ということで注目してくれるファンも出てくるのではあるまいか。 ...
杉江松恋不善閑居 大雨の日の取材と神田「書肆ひやね」
某月某日 午前3時というとんでもない時間い目が覚めてしまう。やはり年を取って連続して眠る体力がなくなっているかな。仕方ないので短い原稿を一本だけ書いて送った。これで一応勤務評点は+1.0になる。二度寝したら8時頃まで眠れた。 10時過ぎに家を出る。向かうのは本日より月例の浪曲公演が始まった浅草木馬亭だ。7月にアートスペース兜座で東家一太郎さんの会...
杉江松恋不善閑居 仕事なので稼ぎに目標金額を設定した
某月某日 ちょっと前に某氏の原稿をA社に持ち込んだ。パソコンを替えたときの間違いで担当氏の連絡先がわからなくなっていたこともあり、結果を聞きそびれていた。いつまで引き延ばしてもよくないので、思い切って編集部に電話をして担当氏に直接お聴きする。結果、5月中に面談して先に進めようということになった。よかった。これは勤務評点として2.0。 やれやれと思...
杉江松恋不善閑居 新刊は最低2年前に準備する必要がある
某月某日 昭和の日で祝日だが午後いちばんまで仕事読書をして、その後新橋の貸し会議室に行って編集者と打ち合わせをしてきた。ここではProjectGと呼ぶが、新著のための打ち合わせである。既存の企画で新しい売り込みではないので、評点としては0。昨日の勤務評点は-1.0ということになる。原稿を書いてないし。 ProjectGは書き下ろしではなく、とある...
杉江松恋不善閑居 スポーツ新聞のweb記事は読まないほうがいい
某月某日 家に籠って仕事読書の一日だった。おかげでいろいろ準備は整ったが、勤務評定として-1.0となる。つまり何も進展しなかった。これは仕方ない。その中でもいろいろやっていて、たとえば翌日(つまり今日)編集者との打ち合わせを決めた。過去の連載原稿を単行本にまとめる相談をしていて、最初は方針決めというだけだったのだが、全体の台割までがっちりとやっ...
杉江松恋不善閑居 浅草木馬亭「ゆきのすみれ」と南柏フィールズ古本市&浦和宿古本いち
某月某日 朝いちばんで5月公演の〈スギエゴノミ〉などチラシを作って印刷所に発注し、急いで外出。千代田線に乗り換えて接続の常磐線へ。南柏駅で降りる。フィールズ南柏で定期的に開催されている古本市に行くのだ。昔はこういう、駅前の商業施設で開かれる古本市が各所であった。私が住んでいた多摩の田舎にもやってきて、そこでミステリマガジンのバックナンバーなどを購入した...