街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 荻窪・古書ワルツ
(別項から続く) 夜は池袋で講師の仕事があるのだが、ちょっと時間が空いたので気になっていた荻窪へ。ささま書店の跡地に古書ワルツが入ったというではないか。行ってみると確かにある。ある、ある、うわあ、ある。ささまは整然と細かく分類された棚が魅力であったのだが、こちらはやや未分類で、はっきり言ってしまえば在庫をとにかく突っ込んで緊急発進してしまったか...
杉江松恋不善閑居 浅草木馬亭九月公演三日目
某月某日 昨日は仕事のため来られなかった。浅草木馬亭九月公演三日目。中に入ると、コロナ禍以降では最多人数の入りである。札止めになって後から来て断らざるをえなかったお客さんもいたらしい。何人かの演者も言っていたが、コロナ対策で空席を作らざるをえないのに、これで満員というのが恨めしいというのは本当だと思う。しかしこういう日があるとほっとする...
杉江松恋不善閑居 沢村美舟を聴く会&新宿浪漫洲
某月某日 本日は木馬亭九月公演の二日目なのだが、昼間に某社とのzoom会議が入っていて浅草に行けない。冗談で、「木馬亭でイヤフォンをつけて画面を見てればいいんじゃないの」という言われたのだが、会議だからこっちだって発言するし。というか、演芸場でzoom画面をつけっぱなしにしていたら迷惑です。 会議が午後一杯かかったので午後...
杉江松恋不善閑居 浅草木馬亭九月公演初日・立川談志の目黒名人会のこと
某月某日 しばらく記事を書く余裕がなかったが、浅草木馬亭の九月公演の初日なので。最近は出演者を確かめずにとりあえず木馬亭まで行っているので、着いてから始めて三門柳さんがトリだと知る。テケツのところで沢村豊子さんをお見掛けする。テケツで遭遇する率の最も高い曲師だ。本日は出番なしだったので遊びに見えたらしい。 出世定九郎 三門...
杉江松恋不善閑居 木馬亭8月公演初日
某月某日。 木馬亭8月度浪曲公演の初日。コロナ関連が安心できない感じなので、演芸には行けるうちに行っておかないと。でも、8月はもろもろあってそんなに木馬亭には行けないのである。 とりあえず初日。開演前の午前中に、玉川奈々福さんの新作ネタおろしの会がある。会場は、奈々福ファンでほぼ満席である。太福さんの会もそうなのだけど、普...
街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2020年7月・渋谷「中村書店」「リズム&ブックス」「古書サンエー」
某月某日 木馬亭定期公演が前日で終わり、この日は三越前の日本橋亭でも浪曲興行があったのだが、すっ転んで割ってしまったレンズを入れに眼鏡屋に行かねばならず、諦めた。東家三楽門下の三可子さんが「双葉山」をかけるというのが気になっていたのだが、やむをえまい。というかそろそろ仕事をしないとお尻に火が付いている。 とはいうものの、本日は渋谷...
杉江松恋不善閑居 木馬亭七月公演七日目
某月某日 木馬亭七月公演七日目、千秋楽。平日にもかかわらず結構な客入りであった。七夕だが天候は悪く、夜には強風も。帰り道ですっ転んでしまい眼鏡の右レンズにひびが。風に煽られるような体重か、と言うなかれ。強風の影響は体重ではなくて体の表面積に比例するのだ。別に威張って言うことじゃない。 寛永三馬術 愛宕山梅花の誉れ 玉川奈み...
杉江松恋不善閑居 木馬亭定期公演六日目
某月某日 木馬亭定期公演六日目。延び延びになっていた伊丹秀敏さんの祝85歳記念公園が7月25日(土)開催で確定とのこと。木馬亭である。開演時刻はちゃんと確かめてないけど、延期前と同じだったら13時かな。その伊丹秀敏さんが浪曲師・浜乃一舟としても出演する日。 馬子唄しぐれ 東家三可子・東家美 水戸黄門漫遊記・尼崎の巻 ...
杉江松恋不善閑居 木馬亭七月公演五日目
某月某日 日曜日ということで結構な入りであった。人が多くなると困った客が出るのも仕方のないことで、とある演目で節がいちばんいいときに何事かを大きな声で話しながら通路に出ていった人がいたには鼻白んだ。この先一生、大事な領収書の隅に油染みがつく呪いにかかりますように。 稗搗物語 東家千春・馬越ノリ子 魚屋本多 東家恭太郎...
杉江松恋不善閑居 木馬亭七月公演四日目
某月某日 木馬亭七月公演の四日目。客席は六分の入りというところか。しかし今回の定期公演ではいちばんの当たりであった。 出世定九郎 三門綾・玉川みね子 花の若武者 那須の与一 富士実子・馬越ノリ子 慶安太平記 正雪と牧野弥右衛門 木村勝千代・玉川みね子 幡随院と桜川 イエス玉川・玉川みね子 仲...