杉江松恋不善閑居 サイン本作成と石神井公園・きさらぎ文庫
某月某日 毎月第一・第三木曜日は池袋コミュニティカレッジの講義があるのだが、その前に新刊『日本の犯罪小説』のサイン本を作りにこないか、という話をいただいたので光文社に伺う。書店から依頼があったとのことで、私のような者にまでサイン本のお話をくださって誠にありがたいことである。だってサイン本は書店の買い取りになるのだから。当該の書店さんは、私にできることが...
杉江松恋不善閑居 同人誌も商業出版も出る
某月某日 昨日は一日在宅して仕事読書。他に何も心配せずに本を読めるのはひさしぶりだ。その合間にちょこちょこ「ほんとなぞ」の動画編集をしてアップロードする。ゲラも何本か戻した。明けて本日は朝から取り組んで原稿を書き、2本を仕上げた。この原稿料で10月中に稼がなければいけない額への進捗率は22.22%に達する。勤務評定は1.0である。あ、違った。新しい単発...
杉江松恋不善閑居 〈博麗霊夢の日々〉シリーズ第26作『博麗霊夢、ちょっと待って』頒布開始
某月某日 本日無事に入稿が済んだので告知です。 杉江松恋の個人サークル〈腋巫女愛〉は、10月20日(日)に東京ビッグサイトで開催される、第十一回博麗神社秋季例大祭に参加します。ブースはな-22bです。 今回の新刊は、楽園の素敵な巫女の日常とちょっとした異変を描く〈博麗霊夢の日々〉シリーズ第26作『博麗霊夢、ちょっと待って』です。いつもの通り...
杉江松恋不善閑居 立川談四楼北沢独演会、ゲスト・田辺凌鶴
某月某日 この日まで異常な繁忙期が続いていて、午前中までに四千字の原稿を送らなければならない。本来は「エンタメ丼」の収録予定だったのだが、松井ゆかりさんにお願いして午後にずらしていただき、なんとか書き上げる。この原稿料によって10月中に稼がなければならない金額への進捗率は20.70%に達した。業務評定は0.5。まだまだ遠い。 午後2時から松井さん...
杉江松恋不善閑居 私はいかに同人誌原稿を落とさずに仕事読書を終わらせたか
某月某日 2日ほどこの欄を書く余裕がなかった。笑っちゃうぐらいぎりぎりの進行だったのであ。土曜朝の段階で秋季例大祭原稿の進捗率は46%。ざっくり言うと毎回4万字くらいだから、残り2万字強を日曜日の午後2時までに書き終わらなければいけない。午後3時からは「ミステリちゃん」の収録があるからだ。かつ、どうしても読んでおかなければいけない本がこの時点で5冊ほど...
杉江松恋不善閑居 「実券でヨロシク」をヨロシク
某月某日 秋季例大祭原稿が苦戦もいいところで、昨日はまったく進まなかった。本日中に書き上げなければならないのにまったくもってまずい。 というわけで本日は原稿に集中するのでこのへんで。昨日の勤務評定は、短いものだが一本原稿を送っているので0.5、新しい単発仕事の打診があって電話で相談もしたので1.0、合計で1.5ということになる。この新しい件につい...
実券でヨロシク13(最終回)「10年、20年、30年経っても楽しく遊んでいられるライターでいたい。それだけなんだ」
杉江松恋不善閑居の10/11付記事で書いたが、私は2010年頃に北尾トロさんが当時刊行していたミニコミ誌『レポ』に参加した。その『レポ』が〈ヒビレポ〉というメールマガジンのようなものを出すことになり、執筆陣に声がかかった。その折に、じゃあ杉江松恋というライターが今何を考えているかを書きます、といって全13回で連載を始めたのがこの「実券でヨロシク」である。たぶ...
実券でヨロシク12 「われわれは夢と同じもので織りなされている」(『テンペスト』プロスペロー)
杉江松恋不善閑居の10/11付記事で書いたが、私は2010年頃に北尾トロさんが当時刊行していたミニコミ誌『レポ』に参加した。その『レポ』が〈ヒビレポ〉というメールマガジンのようなものを出すことになり、執筆陣に声がかかった。その折に、じゃあ杉江松恋というライターが今何を考えているかを書きます、といって全13回で連載を始めたのがこの「実券でヨロシク」である。たぶ...
実券でヨロシク11 「選ばれし者の恍惚と不安ともに我にあり」(ポール・ヴェルレーヌを引用した前田日明の言葉より)
杉江松恋不善閑居の10/11付記事で書いたが、私は2010年頃に北尾トロさんが当時刊行していたミニコミ誌『レポ』に参加した。その『レポ』が〈ヒビレポ〉というメールマガジンのようなものを出すことになり、執筆陣に声がかかった。その折に、じゃあ杉江松恋というライターが今何を考えているかを書きます、といって全13回で連載を始めたのがこの「実券でヨロシク」である。たぶ...
実券でヨロシク10 「それは血を吐きながら続ける哀しいマラソンですよ」(モロボシ・ダン)
杉江松恋不善閑居の10/11付記事で書いたが、私は2010年頃に北尾トロさんが当時刊行していたミニコミ誌『レポ』に参加した。その『レポ』が〈ヒビレポ〉というメールマガジンのようなものを出すことになり、執筆陣に声がかかった。その折に、じゃあ杉江松恋というライターが今何を考えているかを書きます、といって全13回で連載を始めたのがこの「実券でヨロシク」である。たぶ...