【再掲】6/16(日) 鬼子母神通り みちくさ市古本フリマ参加と「ミステリちゃん」公開収録のおしらせ

いくらなんでも本がダブりすぎた。 というわけで、書棚を圧迫するダブり本処分のために、二年ぶりくらいに「松恋屋」で一箱古本市に参加します。 わめぞさんの主催する第47回鬼子母神通りみちくさ市の古本フリマです。昨日参加申し込みをして、正式に受諾されました。 ◎日時 2019年6月16日(日)11:00頃から16:00まで ...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年5月・池之端古書ほうろう

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年5月・池之端古書ほうろう

千駄木にあった古書ほうろうが一旦閉店し、場所を替えて再開することが告知されていた。約四ヶ月の準備期間を経て、ついに5月29日に新店舗での営業が始まったのである。場所は地下鉄湯島駅から徒歩6分ほどの、不忍通りから一本入った場所だ。東京大学の池之端門の向かい側である。住所になんとなく見覚えがあったが、ギャラリーと古書のSTORE FRONTがあるのと同じ...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年4月黒磯・BOOKBOOKこんにちは、FOOKBOOKS

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年4月黒磯・BOOKBOOKこんにちは、FOOKBOOKS

円谷英二ミュージアムに行くために須賀川市で泊まった話のつづき。 市街地に宿をとってもよかったのだが、近くに温泉があるということで、そちらに決めた。ところがタクシーの運転手に「ひばり温泉ホテル」と言っても通じない。しばらく話して、「ああ、健康ランドね」ということで走り出した。なんでも旧名はひばり健康ランドだったとかで、運転手氏も仕事終わりなどに行...

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小説の問題vol.59 「時代の逆風に耐えた作家と時代の波が産んだ作家と」 浅暮三文『殺しも鯖もMで始まる』・皆川博子『花闇』

小説の問題vol.59 「時代の逆風に耐えた作家と時代の波が産んだ作家と」 浅暮三文『殺しも鯖もMで始まる』・皆川博子『花闇』

『立川談志遺言大全集』(講談社)の購読を始めてしまった。読み出すと止まらないからやめようと思っていたのに。第十三巻『芸人論/鬼籍の名人』は文春文庫『談志楽屋噺』の再録だが、手に取ればつい読みふけってしまう。「落語」が大衆芸能として絶大なる力を持っていたころの空気が魅力的に伝わってくるからだ。 談志の著書とはまた別の理由で、小林信彦『コラムの逆襲...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年4月・須賀川市円谷英二ミュージアムと古書ふみくら

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年4月・須賀川市円谷英二ミュージアムと古書ふみくら

私も子供も特撮が好きで、ウルトラシリーズにはさらなる感情を抱いている。 もちろん今のニュージェネレーションズも好きだ。毎回観ていて映画も劇場まで行っているけど、今年のR/Bは良かったな。TVシリーズ終了後の登場人物たちがどういう人生を送っていくかを描いて、本当の完全版になっていた。意味のある劇場版だったと思う。 というわけで私には課題がで...

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芸人本書く派列伝returns vo.24 山田ルイ53世『一発屋芸人列伝』『ヒキコモリ漂流記』

芸人本書く派列伝returns vo.24 山田ルイ53世『一発屋芸人列伝』『ヒキコモリ漂流記』

ちょうど五十になりました。 この一文をあるメロディに乗せて読んでしまうのは、たぶん私と同い年か、それより上の演芸ファンではないかと思う。さらに言えば、落語協会よりも落語芸術協会が贔屓だった人。 ベテラン、東京ボーイズの持ちネタの一節である。 東京ボーイズは旭五郎、菅六郎、仲八郎のトリオ芸人で、五郎がアコーディオン、六郎が三味線、八郎...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年5月イセザキモール馬燈書房・川崎書店、桜木町天保堂苅部書店

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年5月イセザキモール馬燈書房・川崎書店、桜木町天保堂苅部書店

五月某日 日の出前に目が覚め、そのまま仕事にかかったもので午後の早い時間には体が空いてしまった。次の仕事の支度をするのにはちょっと半端である。どうしようかな、と思案した結果、気づいたら横浜駅で根岸線のホームに立っていた。イセザキモールの有隣堂前でワゴンセールをやっているはずなので、少し覗いていこうかという肚なのである。別にわざわざ行くほどのこと...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年5月・国分寺大古書市と古書まどそら堂・七七舎

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年5月・国分寺大古書市と古書まどそら堂・七七舎

(承前) 椎名誠が最初に書いた長篇エッセイ『さらば国分寺書店のオババ』にその名を留める店に、私は足を踏み入れたことがあるだろうか。本の扱いにうるさく、函から出したときにハトロン紙を破こうものなら客を泣かさんばかりに文句を言うであろうオババの姿は、今にして思えばどこにでもいる古書店主のものだが、若き日の椎名誠はそれに我慢ができなかったらしく怨嗟の...

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小説の問題vol.58 「時代の風と時代の鏡」泡坂妻夫『飛奴』・司馬遼太郎『城をとる話』

小説の問題vol.58 「時代の風と時代の鏡」泡坂妻夫『飛奴』・司馬遼太郎『城をとる話』

ここ数年、本誌新年号の楽しみといえば泡坂妻夫の「夢裡庵先生捕物帳」だった。このシリーズは、新作短篇が一年一作年始のあたりにお目見え、という悠長なペースで刊行され、これまで随分長い時間をかけて短篇集が二冊編まれてきたのだが、二〇〇二年にはなぜか一月号、七月号と二作がパタパタ発表され、あれよあれよという間にシリーズが完結してしまっ...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年5月・彩の国所沢古本まつり

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年5月・彩の国所沢古本まつり

古本屋には独特の香りがある。 香りと書いたが、臭いと表現する人もいるだろう。埃に過敏な向きだとアレルギー症状を引き起こすかもしれない。 私はあの匂い、好きだけどな。特に好きなのは、そんなに埃っぽくない、午後になるとサッシを越えて斜めに陽射しが入るようなお店の、土間に置かれた平台付近の匂い。ここで長い時間を過ごしてきたな、と初めて来た店でも...

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