BIRIBIRI寄席通信「立川さんちの喫茶★ゼンザ」#13

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2016年8月24日(水)落語立川流前座勉強会「立川さんちの喫茶★ゼンザ」#13

新宿5丁目のCAFE LIVE WIREでは月に1回、落語立川流の前座さんに場所を提供して、勉強会を開いてもらっている。1ドリンクつきで700円という破格の値段で3時間落語を聴ける場として、常連のお客様もぼちぼちついてきた。未来の真打を応援するつもりで、細々と続けている会だ。

出演者は立川志らく一門の志ら鈴、志ら門、うおるたーのお三方である。開始当初はこれにらくまん、らく葉の2人がいたのだが、らくまんは入門から日が浅いということで出演を見合わせ、らく葉はこの8月に廃業ということで姿を消した。らくまんさんはまた機会もあると思うのだが、らく葉さんにはもう上がっていただけないと思うと残念である。ちょっと影のある優男風で、やや早口にすぎるというきらいはあったものの、口調は明るかったので、将来を楽しみにしていたのだが。

今回の演目は以下のとおり。ここから敬称略。

お血脈 志ら鈴

牛ほめ うおるたー

饅頭こわい 志ら門

お楽しみコーナー

仲入り

二十四孝 うおるたー

七福神 志ら鈴

千早振る 志ら門

紙入れ 三人落語

三人落語は厳密には落語ではなく、先日の志らく一門の芝居中に口演された寸劇を再現したものだ。志ら鈴の提案で急遽追加された。

左から志ら鈴、うおるたー、志ら門。前日に放送された「深イイ話」について話しているところ。

左から志ら鈴、うおるたー、志ら門。前日に放送された「深イイ話」について話しているところ。

私は都合があって途中からしか聴けていないのだが、みんな1年前に比べて成長したと思う。二ツ目挑戦が手の届くところまで来ている志ら鈴はもちろん、元高校球児で田舎のスポーツ青年という風情の志ら門が、単に明るいだけではなくて愛嬌のある表情でお客さんの心を和ませるような話しぶりになってきた。前回のこの会では軽い交通事故に遭ったとかで鼻の下にちょびひげのように絆創膏を貼って出てきたのだが、そういう間抜けな感じもプラス要素にできる雰囲気がある。うおるたーは最初、声が籠もる感じがあったのだが、最近はそれがよく通る。前座らしく大きく、そして聴きやすい声だ。確実によくなっている。がんばってくださいね。

次回は9月28日(水)である。よかったらぜひご来場ください。

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