杉江松恋です。昼間、眼科検診を受けて、瞳を広げる目薬をさしてもらったものでまだ世界が光り輝いて見えます。ベラドンナ怖い。
去る1月30日(月)に第1回を開催した「bookaholic ラジオショー」は公開形式でpodcastの録音を行うイベントです。第1部は翻訳、第2部は国内小説について、という構成でこれから進めていこうと思っています。昨年末にbookaholic認定ということで海外・国内のミステリーベストランキングを決めるイベントを行ったのですが、その延長として、月例でもおもしろい作品、気になる本の話題をお届けするようにしたらいいのではないか、という趣旨で始めた次第です。
今回公開されたのは、第1部の前半部分です。このコーナーは毎回、私・杉江が同じ書評家の川出正樹さんと組んで1人3冊、合計6冊のおもしろい翻訳小説を互いに薦め合うという内容です。前半部分では、そのうち3冊の話題が収録されています。気になる書名は、音源を聴いてご確認ください。ヒントだけ書いておくと、
・懐かしい雰囲気を感じる女性主人公の小説。
・可愛いけど残酷なところもある甘いだけではない小説。
・何そのシチュエーション、と言いたくなる小説。
の3冊です。後半も間もなく公開されますので、お楽しみに。
思えばパートナーの川出さんとは大学時代からずっとこんな感じで本の薦め合いをしてきました。ネタばらしなしでおもしろさを伝えるにはどんな風にしたらいいのかな、と考える基本は、そうした会話の中で自然に覚えたような気も致します。