電撃座通信 桂夏丸「夏丸ヒットパレード #4」20170709

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夏の装いは浴衣。普段から着物で過ごしている夏丸さん。

祝・桂夏丸さん来春真打昇進決定。

落語芸術協会の二ツ目では香盤が最高になっていたので時間の問題かと思っていたが、先日の理事会で正式決定したとのことである。ご本人にうかがったところ、すでに披露目のパーティー会場も予約し、準備を開始されたとのことだった。今年昇進を果たした昔昔亭桃之助さんに何をすればいいかお聞きしたところ、やらなければいけないこと、の項目を書きだすだけでノートがいっぱいになったとかで、まだまだ先行きは長そうである。しかし、楽しみだ。

その夏丸さんが落語と昭和歌謡で楽しませてくれる「夏丸ヒットパレード」も第四回を迎えた。今年初の猛暑日ではあったが、熱いファンの方にお越しいただけた。感謝である。

この日の番組は以下の通り。

関取千両幟

仲入り

富士詣り

歌謡ショー

「関取千両幟」は大坂から江戸にやってきた関取・稲川重五郎の噺で、いかに相撲界での出世や贔屓客を得ることが難しいか、ご自身の真打昇進と絡めて軽妙に話された。来春までは鉄板のネタになりそうなので、細かいくすぐりなどは省略する。

仲入り後、営業で世話になったお坊さんからいかに禅宗の修業が大変かを聞いた、というマクラから始まったので一瞬「鈴ふり」か、と思ったのだが山開きに話題が移って「富士詣り」とわかる。富士講の連中が山で五戒を破った懺悔をするという噺である。終演後、「あのまま『鈴ふり』に行っちゃうかと思いましたよ」とお聴きしたら「なかなかやる場所のない噺ですねえ」と笑っておられた。それはそうだ。

夏丸さん、熱唱中。

次回のこの会は9月10日(日)14時~の予定である。夏丸さんの真打昇進まで追いかけていくつもりなので、みなさんもどうぞお運びください。

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