電撃座お知らせ 「7月12日はがらくた落語再生工場」

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落語家が新作落語に挑戦するも、うまくいかずに途中で捨ててしまったネタがある。それを回収再生するというのが「がらくた落語再生工場」の趣旨だ。個人プレーではなくてトリオで挑戦し、自分の放棄したネタを仲間に完成させてもらうというところにこの落語会の新しさがある。

さらに演者たちは、その一部始終を演劇仕立てにすることを思いついた。噺だけではなく、高座を芝居の舞台としても活用するという画期的なアイデアだ。

西澤(柳家花飛)、井上(三遊亭天歌)、原田(三遊亭はらしょう)の工場主が社長命によってがらくた落語再生に挑むことになる。その「落語版プロジェクトX」の一部始終を第1回、第二回は追っていった。第三回となる前回は、井上工場長が転職に成功して二人を裏切り、成金然とした恰好で現れる場面から始まったのである。

その続篇である第四回は果たしてどのようなことになるのか。落日の日本製造業界を象徴するかのように、背中に悲哀が漂う三人は、果たして栄光を掴むことができるのか。

こうして書いているとまったく落語会っぽい雰囲気に見えないと思うのだが、それぞれちゃんと一席ずつ新作落語をやります。関心がある方は、第一回の模様が動画としてアップされているのでご覧いただき、会場にもお運びください。ご予約はこちら。

今はがらくたに過ぎない、出来損ないのネタが詰まった箱。これが宝の山に化ける日は来るのか(第1回)

大社長の影におびえる工場長たちだが、噺の再生に成功して束の間の幸せ(第2回)

井上工場長が裏切った!(第3回)

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