作家志望の方もそうではない方も、ミステリーが好きな方もそれほどではない方も。
とにかくみんな集まれ。
西武百貨店池袋店内にあるカルチャースクール・池袋コミュニティカレッジでは、「現代ミステリーを問う!」と題して三ヶ月連続で日本推理作家協会賞受賞作家をお招きし、杉江が聞き役を務めて創作の秘密について伺います。
スケジュールおよび講師は以下の通り。
1月18日(土)13時~
講師:葉真中顕さん。
1976年東京生まれ。『凍てつく太陽』(幻冬舎)で第72回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)受賞。
2月29日(土)16時~
講師:月村了衛さん。
1963年生まれ。2010年『機龍警察』で小説家デビュー。『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)受賞。
3月14日(土)14時~
講師:降田天さん。
執筆担当の鮎川颯(あゆかわ・そう)とプロット担当の荻野瑛(はぎの・えい)による作家ユニット。少女小説作家として活躍後、『女王はかえらない』で第13回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、降田天名義でのデビューを果たす。「偽りの春」で第71回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。
それぞれの講師は私が選びました。受賞作もそうなのですが、それぞれの方法論に関心があります。葉真中さんは『絶叫』『BLUE』などの諸作で、犯罪小説で年代記を書くという試みをしておられ、その構想がどういう形で得られるものかに私は関心を持っています。月村さんはご存じ〈機龍警察〉シリーズをはじめとする諸作で現代冒険小説の旗手となられましたが、最近は『黒い五輪』『欺す衆生』などの諸作により、新境地を切り開きつつあります。読者の感覚を操るという点において右に出る人のいない書き手だと思っておりますので、ぜひ根掘り葉掘りうかがいたい。降田さんはなんといっても合作だという点に関心があります。どのような進め方で、二人で一つの作品を形にしていっているのか。特に短篇のような緊密さが必要とされるものについて、作家志望者にはもっとも参考になるはずです。
それぞれまだお申込みは可能ですし、もしかすると当日でも大丈夫かもしれませんので、ぜひリンク先から確認してみてください。
各回とも、終了後にサイン会を予定しております。
来たれ、池袋へ。