4月12日
本に関するアンケート。昨日とったのは床に積み上がった本の処遇について、であった。
投票数は136になった。
連日のアンケート失礼します。本日は床に積み上がっている本についてです。この厄介な山について、どのように処理されていますか。もしよかったらコメントもいただけると幸いです。いただいたコメントはまとめる際に引用させていただく場合があります。よろしくお願いします。
— 杉江松恋@静岡例大祭ね11b (@from41tohomania) April 11, 2020
「買った順に積んでいる。探書の際に手を入れる」32.4%
「買った順に積んでいる。定期的に新旧入れ替えをする」14.7%
「何らかの法則によって山を分けている」35.3%
「床に山はできていない。何らかの予防措置をしている」17.6%
結果を見ると僅差で「何らかの法則によって山を分けている」人が「買った順に積んでいる。探書の際に手を入れる」人よりも少しだけ多かった。つまり、本を買ってきてはどんどん積んじゃっていざ探す段になってムキーッとなっちゃう人がある程度多くて、そうならないようにもう少し頭を使って山を作っているんだよ、という人が数では勝っているということだろうか。ムキーッとなっちゃう人、語弊があったらごめんなさい。
これは想像だが、何らかの法則で山を作っている人も元は買った順に積んでいて、経験則からこれはまずいということを学んで転向したのではないかという気がする。まったく根拠はないけど。買った順派と法則派の年齢別偏りを見てみたいものだ。
もっとも法則派の人でも「なんらかの法則によってわけていますが、その法則は自分にも明らかではありません」というSatoshi Kojimaさんや、「下読み原稿の箱。雑誌バックナンバーの箱。自分の執筆用のメモ束&資料コピー&参考文献。浦安図書館から借りた本。江戸川区図書館の本。すぐ読む新刊。読まなさそうな新刊。すでに原稿でとりあげ校正時の確認のため手近に置く本。という風に分けているはずだが気づけば混ざってる。CD、DVDまでがもう」という円堂都志昭@『ディストピア・フィクション論』さんのような声もある。そうそう。本はすぐ混ざるんですよ。あいつらは動物だから。
私自身はもっとも数の少なかった買った順、定期的新旧入れ替え派である。職業柄結構献本も来るので、到着順に積んである山とか、買った本の山とかがあって、そこから資料として書棚に常備したい本や、倉庫行きでもかまわない本を選り分けて移動させている。定期的というか、読書の合間の気晴らしとして本棚をいじるので、ほぼ毎日これをやっているわけである。何らかの法則によって山を分けていると言えなくもないが、山にある状態では資料としても読み物としても本は使わないので、やはり買った順なのだと思う。
引用をあといくつか。
川出正樹さん「「何らかの法則に従って積んでます」。新刊と古書に分けて入手した順に積んでますです。新刊は一年分積んでおいて、読了本は別の山とし、一年経ったら処分する本を選別して棚を開けて収納しています」
新刊の山、放置すると生活圏を脅かしませんか。
井上恵介さん「家中本の山でしたが口を開けて絶対要る本はトランクルームに収納し迷った本は自宅に一旦おいて随時処分しました。おかげで家中スッキリです」
これは羨ましい。私も本は倉庫に預けてあるんですが。
黒猫堂▽・ω・▽手洗い、マジ手洗い(55)さん「買った順に積んでいます。当初はこんなに大量に買い込むつもりもなく(図書館を利用しているので)油断をしていたら本の山が隆起していました。探す本があるたびに本の山を崩し結局またなるべくその順番で積み直す、の繰り返しです。山脈の中心部にある山の下層にどんな本があるのか見当もつきません…」
お気持ちよくわかります。
さて、自粛生活の5日目だ。
こうなったからには自粛明けにはそれまでよりも健康になってやろうと思い、規則正しい生活で睡眠をたっぷりとり、他人との濃厚接触が発生しないように気をつけて妻と毎日6、7kmは歩いている。子供は就職活動中なので、ネット通信で企業と何やらやり取りをしているようだが、なるべくストレスを溜めないでくれれば、と願うばかりである。家にいろ、というのが今の基本だが、最低限の健康的な生活まで諦めるな、と言われているわけではないので、差しさわりのない範囲で表に出たほうがいいと思う。
写真は近所のスーパーで見つけた日清シスコのチョコフレークという商品だ。左に森永チョコフレークがあったので並べてみた。確認したところ、今年の5月までの賞味期限だった。商品デザインなどよく似ているが、森永チョコフレークはFLAKEと単数なのに対して日清シスコはFLAKESになっていて、こっちのほうが正しい用法なのではないか。
それよりも大きな違いは原料だ。森永チョコフレークの袋を見ると、いちばん上にコーンフレークとある。業者から購入していたのだ。日清シスコは、とうもろこしとある。つまりコーンフレークを自製していたわけで、ここが商品としての最大の違いだ、と妻に教わった。食べてみた感じだとシリアルっぽい森永に比べて、日清シスコはやや固めの印象だった。十年ぶりに食べた、そして二度と食べられない森永チョコフレークと日清シスコ新商品の感想、以上。たぶんここ三十年でいちばんチョコフレークを食べた。四口くらい。