杉江松恋不善閑居 自粛生活41日目「ネット書店の利用状況を教えてください」

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今は亡き黒崎駅前の古本センター珍竹林の写真が出てきたので、意味もなく貼ってみる。混沌という文字を絵に描いたようなお店だった。消費税値上げを機に閉店したのだよな。

5月18日

本に関するアンケート、前回はネット書店の利用法について聞いてみた。回答数は202。

「書店で見つけにくい本を新刊価格でネット購入する」46%

「書店が手近にないので新刊全般をネット購入」23.8%

「書店で見つけにくい本を古書価でネット購入」14.4%

「ネット購入は古書店にしかないようなレア本のみ」15.8%

約半数が、リアルの書店で見つけられなかった本をネット購入するという回答だった。子夜さん「地元書店に入荷しない本もあるので、メジャーじゃないものはネットに頼ってしまいます」、ばらっちさん「極力、地元の店頭、、、と思っています(過去に自宅配達担当に問題があり、本に限らず通販出来なかった時期あり)。新刊も古本も町のお店は思いつかずチェーンばかり。そのせいか、店頭に無いものの取り寄せの手続きが大層時間がかかるため、逆にご迷惑かと思いネットを使うことがあります」、すぱこさん「地元の本屋は、品揃えがランキングとベストセラーな感じなので、欲しい本が手に入らない場合には、独立系本屋さんの通販やネット書店を利用します。仕事が暇な時は、昼休みに都心大規模書店に行ける時もあるのですが……」ほか、なるべく地元書店を大事にしようという回答は多かった。

その反面、行きつけといえるような書店がなければ、ネット書店をその代用とせざるをえないという声もある。アヴォカドさん「近所に書店がなくなったので、普段の購入はネットです。書店は ”わざわざ” 行くところになってしまいました。自粛生活になってからは、書店がなくなってしまったらイヤだ〜の一心で、なるべく(送料や手数料がかかっても)応援したい書店のwebshopで買うようにしています」の言われるように「書店はわざわざ行くところ」なのである。

amazon一強の印象がある電子書店だが、それ以外についても回答があった。酒井貞道さん「新刊は、honto系を主に使っているため、ポイント目当てで実店舗/通販/電子書籍を織り交ぜています。基本は実店舗ですが、読むべき本がたまってきたらネットで発注。古書は入手したいものの有無と価格で判断しており、リアル店舗かオンライン店舗かは一切気にしていません」、高橋弥生さん「リアル書店を応援したいので、見つけにくい本と急がない本をe-honで購入します。宅配でもマイ書店の売上になるのが嬉しいので」

電子書籍派からはこんなご回答も。ひろきゅん「中途半端はやめて、苦しいだけだから」@FunでCoolでSexyに今日もがんばらないさん「電子書籍を手を出すときに決めたことがあります。最初は努力目標でしたが、今はe-honやhonto、HonyaClubが出てきてくれたことで叶いつつあります。物理的な本でしか手に入らないものは通販しない。本屋さんに取り寄せる。それでも古本屋さんのネット書店に頼るしかないものは通販にします」。「物理的な本でしか手に入らない本は通販しない」、なるほど。

自粛生活41日目。

天下の悪法というべき検察法改正案の今国会強行採決見送りという報道があり、少しだけ気が晴れる。いろいろな自民党議員がやっぱり俺も反対、と言い出しているのは1週間前だったらもっと好感度上がったのにな、と思わなくもないけど、言わないよりはまし。とっとと廃案にしてもらいたい。

仕事面ではずっとかかりっきりになっている大きな案件が進まず、精神的にはやや不健全な状態にある。こういうときは気をつけないと、余計なことを言って他人を傷つけかねない。倉庫に行こうとして一階の戸に手をかけたら、よく来る野良猫が昼寝をしているのが見えた。とりあえず外に出るのはやめる。相手が猫でも親切にしないよりはましだ。

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