某月某日
今抱えている仕事。インタビューの構成×3(イレギュラー2、文庫解説1)、レギュラー原稿×3、イレギュラー原稿×2(文庫解説、調整待ち)、ProjectTY書き下ろし。下読み×2。
やらなければならないこと。連載原稿の準備×1。取材の準備×1。企画書×1。会議の調整×1。
切羽詰まったインタビュー原稿の構成が先方の都合で三週間ほど延びた。しきりに恐縮してくれたが、早まったわけではないので例を言いたいぐらいなのである。それより不思議なのはこの編集者の音声起こしの速さで、昼間録った音源が夕方には上がって送られてきた。どこをどうするとそんなに速くできるのだろうか。羨ましい才能である。昨日書けた原稿は一本だけ。WEB本の雑誌にジョン・ル・カレ『シルバービュー荘にて』の書評。ル・カレの遺作ということで、自分なりに追悼の気持ちで書いた。そういう風に読めるようになっているといいのだが。
午後からは献本の袋詰め作業でしばらく時間が潰れた。書評の出そうなところにはもちろん編集部が送ってくれるが、そうではない身内には手弁当でやらなければならない。幸い、『浪曲は蘇る』の厚さだと三センチ以下になるのでクリックポストで送ることができる。一通あたり198円である。親戚なども入れて約二十冊ほどを角型二号の封筒に入れ、追って糊付けし、クリックポストのラベルを印字して貼る。これだけの作業だが意外に時間がかかって、気が付いたら原稿は一本しか書けなかったというわけである。
夜は池袋コミュニティカレッジで「ミステリーの書き方」の講座。そういえばこのカルチャースクールは現在セブンアンドアイ・ホールディングスの経営だ。西武百貨店が買われたからなのだが、セブンアンドアイはコンビニエンスストア以外は売却することになったと報道があった。コミュニティカレッジもどこかよその経営になるのだろう。
腰痛がなかなか癒えないのでパンテリンの腰椎コルセットを買ってみる。きついが、なかなかの締め心地。かなり絞るので冒険少年シンドバットがマジックベルトを締めたような体型になる。冒険少年シンドバットって。いつの話だ。