某月某日
今抱えている仕事。レギュラー原稿×4。イレギュラー原稿×4(エッセイ、書評×2、解説)、ProjectTY書き下ろし、ProjectTH書き下ろし。
やらなければならないこと。主催する会の準備×1。
例大祭原稿の進捗は80%。なんとか本日中には終わらせたいところ。くまさんから送っていただいた表紙データを古翠さんに加工いただき、データ入稿。並行して切羽詰まった原稿を2つ片付け、1つ〆切交渉をして一息つく。先が見えてきた感じではあるが、先送りした課題もあるので全然気は抜けない。本日も頑張って原稿を書きます。
日本推理作家協会から連絡があり、第75回日本推理作家協会賞の決定を知らされる。
【長編および連作短編集部門】
『大鞠家殺人事件』芦辺 拓(東京創元社)
【短編部門】
「スケーターズ・ワルツ」逸木 裕(小説 野性時代二月号→『五つの季節に探偵は』所収)
「時計屋探偵と二律背反のアリバイ」大山 誠一郎(Webジェイノベル 二〇二一年十月一二日配信→『時計屋探偵の冒険 アリバイ崩し承ります2』所収)
【評論・研究部門】
『短編ミステリの二百年一~六』小森 収(東京創元社)
受賞者のみなさんおめでとうございます。私が担当したのは長編および連作短編集部門。『大鞠家殺人事件』は昨年の「リアルサウンド認定2021年度国内ミステリーベスト10」(千街晶之・若林踏・杉江松恋選考)で2位に輝いた作品でもある。短篇部門の作品は両方とも書評したし、『短編ミステリの二百年』については二度にわたって小森収氏と対談を行っている。個人的には非常に身近な結果となった。長編部門では三津田信三『忌名の如く贄るもの』が同時受賞だったらなお嬉しかったのだが、これは仕方がない。