杉江松恋不善閑居 稲田和浩さんと浪曲トーク

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某月某日

今抱えている仕事。レギュラー原稿×7。イレギュラー原稿×3(エッセイ、書評、解説)。

ProjectMTの準備。

やらなければならないこと。主催する会の準備×1。

夜にトークイベントがあるのでその準備で一日潰れてしまった。どうしても夜の仕事が入ると昼がおろそかになる。まあ仕方ないことです。しかも、せっかく浪曲作家に会うのだから自分も浪曲台本を書いてみよう、と思い立ち、5000字ほどで一本仕上げてしまう。実話を元にした「天狗攫い」というお話。

夕方に家を出て田原町へ。稲田和浩さんとのトークイベントである。会場は田原町駅にほど近いreadin’&writin’という独立系書店。毎月第一土曜日に一箱古本市をやっていて、何度か来たことがある。イベントは蒐集した浪曲関連資料を見ながらあれこれ。1週間はアーカイブでも視聴可能だそうなので、来られなかった方はよかったらご覧ください。来場いただいた方、ご視聴いただいた方にはお礼申し上げます。おもしろいイベントになっていたでしょうか。ご感想を頂戴できますと幸いです。

肝腎の「天狗攫い」のほうは稲田さんから、冒頭の状況説明が会話や場面になっていない、との駄目出しがあった。途中から始めてもよかったかも、と。なるほど。アメリカの編集者(エージェント)が「どんな作家にもまず第一章を削るように言う」というのがそれですね。いただいた意見を参考にして改稿してみようと思う。あとウレイの節を使えないような構成になっているので、そこも浪曲としてはどうなのか、と自分でも思った。でも、そういう話じゃないからなあ。浪曲台本はまた書く。

稲田和浩さんとのトーク映像は1週間ご覧になれます。詳細はこちら

玉川奈々福さんと文学と浪曲というテーマでトークイベントをやります。

国内ミステリーレビュー番組「ミステリちゃん」2022年5月号その3が更新されました。

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