杉江松恋不善閑居 市場が減少するなら拡大すればいいじゃない

Share

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

某月某日

今抱えている仕事。レギュラー原稿×5。

やらなければならないこと。主催する会の準備×1。

切羽詰まった文庫解説を朝一番で片付け、翻訳ミステリー大賞シンジケートの「必読! ミステリー塾」にコメントをつけて更新。畠山志津佳・加藤篁両氏による連載もついに大団円である。おつかれさまでした。そこから急に疲労してしまって原稿を書きあぐねたが、なんとか形をつけて外出、高田馬場ばばん場で若手浪曲師・三門綾の第一回勉強会を聴く。いい会であった。帰宅して1時間原稿を書く。延ばし延ばしにしてしまっていたエッセイである。その後は「クイズ脳ベルSHOW」を観る。おぼん・こぼんのおぼんが出演しているので必見なのだ。観終わって寝て、起きてレギュラー原稿を一本書いて、現在に至る。文庫解説とエッセイを片付けたので、珍しく待っていただいているイレギュラー原稿がない状態になった。このあとゲラを2つ戻したら、日本推理作家協会の某委員会リモートミーティングである。それが終わったら外出して小さな用を片付け、夕方は某社にて某企画のための動画撮りだ。

今本来の仕事の他に四つくらい企画を進行させている。一つは日本推理作家協会がらみで、これともう一つがミステリーがらみ。もう一つはミステリーではない本の企画で、最後はまったく本と無関係である。これ以外にもいろいろあるのだが、具体的になっていないので企画といえるものはこの四つ。この中には仕事になるものもあるし、ならなそうなものもある。それでよくて、自分のやることが全部仕事になったら体がいくつあっても足りない。そうなったら自分じゃなくて他の人に振ればいいだけの話である。

ライターの仕事は減っていく一方だという。市場が減少するなら、こっちから拡大しに行くだけの話だ。ぼうっと座っていたら何も起きないので、動ける人間が動けばいいのである。

Share

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存