某月某日
今抱えている仕事。レギュラー原稿×3。イレギュラー原稿×2(解説×2)。
やらなければならないこと。下読み×1。の・ようなものの準備×1。
昨日は推協フェス2022であった。日本推理作家協会は冬と夏に懇親会を開いていたのだが、これが集まりがよくない。おまけにコロナ対策もあって立食パーティーも難しいということになり、柴田よしきさん・佐藤青南さんを中心に懇親会改革に乗り出したのである。私も途中からお手伝いしていた。飲食抜き、着座して出し物を見ながら、合間の休憩時間で交流を行うという形の新しいイベントを、今回はお試しでやってみることになった。
プログラムを貰い忘れたので、以下はうろ覚えの内容。
代表理事挨拶(京極夏彦氏)
※第13回翻訳ミステリー大賞贈賞式(『台北プライベート・アイ』紀蔚然・舩山むつみ訳。文藝春秋)
堺三保監督作品『オービタル・クリスマス』上映
第1回アミの会アワード贈賞式(「東柱と東柱」大石直紀(『京都文学小景 物語の生まれた街角』光文社文庫所収)
ショートムービー上映
※トークセッション(直木賞作家・佐藤究VSメフィスト賞作家・潮谷験)
※が私の司会担当である。翻訳ミステリー大賞贈賞式では紀蔚然氏からのビデオメッセージで会場が湧いた。アミの会アワードは作家によって選ばれる年間ベスト短篇の顕彰で、メンバーの光原百合氏の追悼も同時に行われた。対談は新世代の担い手という意味合いがあった。佐藤究氏の引力によって話はあらぬ方向を行ったり来たりしながら、それでも有意義な内容になったと思う。ショートムービーの内容は来場者だけの秘密ということで。
閉会後、会場であった神保町の出版会館を飛び出して浅草に向かう。18時開演の真山隼人ツキイチ独演会で『100歳で現役! 女性曲師の波瀾万丈人生』(光文社)を売らせていただけることになっているのだ。タクシーだと20分弱で浅草までは行ける。なんとか開場直後に滑り込み、まずまずの冊数を売ることができた。隼人さんは先月相三味線の沢村さくらさんともどもコロナに罹患して前回の独演会を休まれたので体調が心配だったが、声っ節はそんなことがあったとは思えないほどの回復ぶりであった。
エッセイ浪曲・真山隼人閉門破り
裸の角左エ門
日本銀次 風流木遣ぶし(室町京之介作)
最初はコロナ騒動記で後の二席は江戸火消し特集である。「日本銀次」は鹿島秀月の遺族に演じる許可をいただいたとか。
本日は昼が木馬亭定席、夜はこれが最後となるWハヤト、澤勇人・真山隼人の会でやはり売り子を務める予定である。