杉江松恋の個人サークル〈腋巫女愛〉は来る10月15日(日)にインテックス大阪で行われる第19回東方紅楼夢にスペースく-03bで出展いたします。
新刊は〈博麗霊夢の日々〉シリーズ第21作『こんばんは、博麗霊夢』です。表紙・編集はいつもの通り、〈赤色バニラ〉くまさんと〈日々徒然。〉古翠さん。会場頒布価格は500円です。
〈博麗霊夢の日々〉シリーズは、楽園の素敵な巫女の日常と、迫りくる奇妙な異変をできるだけ原作設定に忠実に、なるべくのほほんと、ところどころシリアスに書いた二次創作小説です。毎回ゲストキャラクターが代わり、読切形式になっていますので21作目ではありますが、この小説から読んでいただいてもまったく問題ありません。
このシリーズは下に貼付したリストのとおり、2014年から始まりました。途中から題名にあいさつを盛り込むことにしたので、私はあいさつシリーズとも呼んでいます。「こんばんは」なので今回は夜の話です。短めのものと長めのものを1編ずつ収め、全体でひとつの話になるという構造です。それぞれ簡単にあらすじをご紹介します。
「永遠と須臾の金平糖」永遠亭の主・蓬莱山輝夜は、ある日舘に見慣れない人物が侵入してきていることに気づきます。その人物・古明地こいしと輝夜との間には、実は一つの共通点がありました。
「こんばんは、博麗霊夢」機嫌よく道を歩いていた茨木華扇は、アリス・マーガトロイドの人形たちによって落とされた網によって拉致されます。連れていかれたのは命蓮寺。そこには住職の聖白蓮と博霊霊夢が待ち構えており、華扇に意外なことを頼んできます。夜ごとの訪問者が引き起こす、幻想郷を根幹から揺さぶる変事とは。
だいたいこんな感じ。このシリーズは博麗霊夢がかっこよく異変を解決する、という場面で終わることになっておりますので、そういうお話が好きな方はどうぞ。次回作、第22弾は一か月後の秋季例大祭で頒布予定です。題名は未定。
今後ともどうぞお引き立てのほどをお願い申し上げます。
サークル〈腋巫女愛〉刊行物一覧
※カッコ内は刊行年と頒布開始イベント
二次創作小説〈博麗霊夢の日々〉シリーズ
一、『博麗霊夢はそこにいる』(二〇一四年。博麗神社秋季例大祭)
二、『博麗霊夢がやってくる』(二〇一五年。小春小径)※完売
三、『博麗霊夢はどこにいる』(二〇一五年。博麗神社例大祭)※完売
四、『こんにちは、博麗霊夢』(二〇一五年。博麗神社秋季例大祭)
五、『博麗霊夢おはようございます』(二〇一六年。小春小径)
六、『さようなら、博麗霊夢』(二〇一六年。博麗神社例大祭)※在庫僅少
七、『おやすみ、博麗霊夢』(二〇一六年。博麗神社秋季例大祭)
八、『博麗霊夢、はじめまして』(二〇一七年。博麗神社秋季例大祭)
九、『博麗霊夢にありがとう』(二〇一八年。博麗神社例大祭)
十、『博麗霊夢、いただきます』(二〇一八年。コミックマーケット)
十一、『博麗霊夢、ごちそうさま』(二〇一八年。博麗神社秋季例大祭)
十二、『博麗霊夢、お大事に』(二〇一九年。博麗神社例大祭)
十三、『博麗霊夢、ごめんなさい』(二〇一九年。博麗神社秋季例大祭)
十四、『お帰りなさい、博麗霊夢』(二〇二〇年。博麗神社秋季例大祭)
十五、『博麗霊夢、お元気ですか』(二〇二一年。博麗神社秋季例大祭)
十六、『博麗霊夢、お耳を拝借』(二〇二一年。東方紅楼夢)
十七、『博麗霊夢、いらっしゃい』(二〇二二年。博麗神社例大祭)
十八、『博麗霊夢、ご用心』(二〇二二年。東方紅楼夢)
十九、『博麗霊夢、おめでとう』(二〇二二年、博麗神社秋季例大祭)
二十、『博麗霊夢、ご苦労さま』(二〇二三年、博麗神社例大祭)
二十一、『こんばんは、博麗霊夢』(二〇二三年。東方紅楼夢)
書評集
『東方同人誌マストリード100――の・ようなもの』(二〇一四年。博麗神社例大祭)