今年もリアルサウンド認定2023年度ミステリーベスト10を、国内・翻訳作品で選定いたします。投票ではなく議論で決定する唯一のベスト10、選定会議のメンバーは国内が千街晶之、若林踏、杉江松恋、翻訳が川出正樹、杉江松恋です。
すでに各人の推薦作が提出され、以下の通り候補作品が決定しています。選定会議の日程は、翻訳が12月22日、国内が12月26日です。結果はSNSなどのネット上で発表され、選考経過記事が後日リアルサウンド上に掲載されます。栄えある1位に輝くのはどの作品でしょうか。期待してお待ちください。
※なお、12月26日午後に開催予定の国内編は、ご希望者があれば観覧可能です。都内某所で行いますので、来てみたいな、という方はsugiemckoy@gmailにご一報ください。折り返し時間と場所をご連絡します。なお、その際会場費の一部をカンパいただければ幸いです。
【国内】作家名五十音順
『11文字の檻』青崎有吾(創元推理文庫)
『月夜行路』秋吉里香子(講談社)
『午後のチャイムが鳴るまでは』阿津川辰海(実業之日本社)
『魔女の原罪』五十嵐律人(文藝春秋)
『世界の終わりのためのミステリ』逸木裕(星海社)
『鈍色幻視行』恩田陸(集英社)
『大雑把かつあやふやな怪盗の予告状 警察庁特殊例外事案専従捜査課事件ファイル』倉知淳(ポプラ社)
『鵼の碑』京極夏彦(講談社ノベルス)
『悪逆』黒川博行(朝日新聞出版)
『素敵な圧迫』呉勝浩(角川書店)
『幽玄F』佐藤究(河出書房新社)
『エレファントヘッド』白井智之(角川書店)
『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法』新川帆立(集英社)
『化け者手本』蝉谷めぐ実(角川書店)
『半暮刻』月村了衛(徳間書店)
『あなたが誰かを殺した』東野圭吾(講談社)
『探偵は田園をゆく』深町秋生(光文社)
『アミュレット・ホテル』方丈貴恵(光文社)
『化石少女と七つの冒険』麻耶雄嵩(徳間書店)
『歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理』三津田信三(角川書店)
『動くはずのない死体 森川博喜短編集』森川博喜(光文社)
『可燃物』米澤穂信(文藝春秋)
『私雨邸の殺人に関する各人の視点』渡辺優(双葉社)
【翻訳】作家名五十音順
『ニードレス通りの果ての家』カトリオナ・ウォード/中谷友紀子訳(早川書房)
『寝煙草の危険』マリアーナ・エンリケス/宮﨑真紀訳(国書刊行会)
『哀惜』アン・クリーヴス/高山真由美訳(ハヤカワ・ミステリ文庫)
『グレイラットの殺人』M・W・クレイヴン/東野さやか訳(ハヤカワ・ミステリ文庫)
『真珠湾の冬』ジェイムズ・ケストレル/山中朝晶訳(ハヤカワ・ミステリ)
『頬に哀しみを刻め』S・A・コスビー/加賀山卓朗訳(ハーパーBOOKS)
『盗作小説』ジーン・ハーン・コレリッツ/鈴木恵訳(ハヤカワ・ミステリ)
『詐欺師はもう嘘をつかない』テス・シャープ/服部京子訳(ハヤカワ・ミステリ文庫)
『生存者』アレックス・シュルマン/坂本あおい訳(早川書房)
『だからダスティンは死んだ』ピーター・スワンソン/務台夏子訳(創元推理文庫)
『謎解きはビリヤニとともに』アジェイ・チョウドゥリー/青木創訳(ハヤカワ・ミステリ文庫)
『トゥルー・クライム・ストーリー』ジョセフ・ノックス/池田真紀子訳(新潮文庫)
『渇きの地』クリス・ハマー/山中朝晶訳(ハヤカワ・ミステリ)
『恐るべき太陽』ミシェル・ビュッシ/平岡敦訳(集英社文庫)
『破果』ク・ビョンモ/小山内園子訳(岩波書店)
『最後の三角形 ジェフリー・フォード短篇傑作選』ジェフリー・フォード/谷垣暁美訳(東京創元社)
『ガラム・マサラ!』ラーフル・ライナ/武藤陽生訳(文藝春秋)
『ラブクラフト・カントリー』マット・ラフ/茂木健訳(創元推理文庫)
『三年間の陥穽』アンデシュ・ルースルンド/清水由貴子・下倉亮一訳(ハヤカワ・ミステリ文庫)