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「翻訳メ~ン」2018年上半期スペシャル!
二人合わせて翻訳メン! 翻訳ミステリーばかり読んでいる翻訳マン1号・川出正樹と同じく翻訳マン2号・杉江松恋がその月のお薦め作をトークで紹介する「翻訳メ~ン」、今回は2017年11月~2018年5月の2018年度上半期の秀作を総括する特別版です(収録:文京区本駒込のBOOKS青いカバさん)。ゲストとして文藝春秋翻訳出版部・永嶋俊一郎氏をお招きし、...
杉江松恋不善閑居 静岡・書肆猫に縁側
某月某日 いや、正確に言えば2023年も押し迫った、12月29日に静岡県静岡市に行ったのである。目的は書肆猫に縁側を訪ねることだ。 ここ数年静岡には何度も足を運んでいて、個人経営の古本屋で行ったことがない店はほとんど無くなっている。ところが昨年、まったく知らない古本屋が静岡市内にできていたのである。知ったのはSNS経由だったと思う。市内北...
杉江松恋不善閑居 京都・寺町通り「竹苞書楼」と御幸町通り「アスタルテ書房」その他
某月某日 寺町通り古本行の続き。 100000tアローントコを出ると、御池通に行き当たる。地下鉄東西線京都市役所前の上付近だ。さらに南下すると寺町通りは急に人出が増えて、一気に観光地っぽくなる。その道の右側にあるのが竹苞書楼である。 竹苞書楼。思わずもう一度書いてしまいたくなるほど魅力的な店名だ。竹苞、竹の根のように頑強な書楼、書籍の楼閣。...