昼から立川寸志さんの落語会。九段下の鶴めいホールで少数限定の会だった。寸志さんはついに真打昇進を目標に動き出した。これから開く特定の会でお客さんに真打認定証を渡し、「本日の口演を聴いて立川寸志を真打にふさわしいと認定しますか」と尋ねる。それで承諾するお客さんは真打認定証に自分の名前を書いて返すという決まりだ。この認定者が千人に到達したら真打昇進が決まるという仕組みで、昨日がその第一回だった。
狸の札 のの一
鮫侯爵 寸志
一文笛 談四楼
品川心中 寸志
終演後、認定証が回収され、楽屋で数えられた。結果は26人のお客さんが全員認定し、無事に一歩前進、残数は974人となった。
このおもしろい試み、次回は7月13日(土)である。私は〈スギエゴノミ〉と重なってしまって行けないのだが、ぜひ足を運んでみていただきたい。会場は江戸深川資料館小劇場である。