杉江松恋不善閑居 冷蔵庫が家に来てひさしぶりに本の山が崩れるの巻

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某月某日

不調になった冷蔵庫の代わりが店から到着する。二階に運び上げてもらうにあたり、困ったことが判明した。動線上に本の山があって、それをどかさなければ通れないと言われてしまったのだ。やむなく大移動。そして冷蔵庫の運搬後にまた移動。さらに、電源を入れたばかりの冷蔵庫は、すぐに物を入れると腐ると言われる。冷蔵で4時間、冷凍で半日、待たなければいけないそうなのだ。仕方がないので45リットルのポリ袋に冷凍の食材を分けて詰め、保冷剤を載せて口を閉じる。それを段ボールの中に入れて蓋を閉め、冷暗所に置いた。これで溶けてしまったらお慰み。後で見たらほとんどがそのままで、密封作戦は成功だった。

そんなことがあったので、あまり仕事は進まず。冷蔵庫の番をしている間に芥川・直木賞予想の準備だけはかなりできた。イレギュラー原稿を1本送稿。また、他人の原稿に関する持ち込みの連絡があった。二つあって、一つは残念ながら、というもの。すぐにご本人に連絡を取り、次はどこに持ち込むかを相談する。うじうじ考えていても仕方ない、先に進めたほうがいいのだ。持ち込みの営業はどんどんやるべきである。できるのであれば。断られたところで別に命を取られるわけではなし。こちらの企画がよほどへまなもので読むだけ迷惑、ということでもなければなんらかの化学反応を起こすのも可能だろう。そのまま採用とならなくても、次また何かあったら見せてください、ぐらいのことは言われるかもしれない。その言葉を道綱にして、また頑張るのだ。

もう一つの連絡は某社からで、原稿を読んでもいい、というもの。この話、実は別の某社にお願いしていたのだが、そこでは引き受け手がいないということで駄目だった。しかし、第二の某社に関心を持ってくれそうな編集者がいると、わざわざ紹介の労を取ってくださったのである。ありがたい。直接お伝えしたが、ここでも感謝申し上げます。ご自分の成績にもならないことなのに親切にしてくださり、本当に嬉しかったです。その第二の某社編集者も、こちらから連絡すべきところを先方からメールをくださった。これまたありがたい。編集者のご縁には恵まれていると思う。ライター冥利に尽きる。

というわけで、業務評定は1.5、7月末までに新たに設けた目標額までの進捗率は5.33%である。先は長いが焦らずに行く。

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