杉江松恋不善閑居 魔の一週間を乗り切りました

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某月某日

午前三時起きで前夜の原稿を片付ける。ここまでが前々日分。

千葉県のなのはなシニア演芸会がこの日に17日33公演の千秋楽を迎えるということで伺う予定だったのだが、午前中の原稿がなかなか終わらない。結局昼近くまでかかってしまい、慌てて家を出た。

1時間半ほどかけて会場の船橋市民創造館に着く。京成船橋駅に隣接したビルの6階にある会場だ。入ってみるとほぼ満員のお客さんで埋まっていた。260人入ったという。

最初が丸一仙若・花仙の江戸太神楽、第一部の終わりが玉川太福・玉川みね子の浪曲で、第二部は山本泉の民謡と一木ひろしのものまねリサイタルという構成はずっと同じである。間をふじ健介の司会が埋める。この構成で33公演もやっていると練れていくわけで、最後はやはりアットホームな雰囲気に包まれていた。前日が誕生日だったという山本泉を舞台上でお祝いする場面もあり、かなり押しての終焉となる。この日も浪曲の外題は「清水次郎長伝 石松三十石船道中」である。33回通しであっただろう。昔の浪曲師は巡業でそうやってネタを磨いていった。4つ5つの定番ネタで勝負していたのである。そういう懐かしい風景を見ることができた。

近所の三栄堂書店に足を運んだがシャッターが下りていた。ネットを調べても、最近開けていた形跡がなくて心配である。大神宮下から京成線に乗り、帰宅。

家についてすぐに仕事を再開したがもう一本は終わらず。21時からネットミーティングが入っていたからでもある。その分はまた、今朝4時半に起床して片を付けた。2時台、3時、4時とだんだん起床時間が遅くなっているが、明日は7時くらいまでは眠りたいものである。

1週間、死に物狂いで仕事をしてきた。レギュラー原稿が5本、イレギュラーが2本、インタビュー構成が3本、文庫解説が1本、下読み選評が1本。それに加えて収録を1本やって、打ち合わせを3本。途中でミスもあったが致命的なものはなくてすり抜けることができた。よくやった、私。来週のノルマは、レギュラーが6本、イレギュラーが1本、インタビュー構成が1本で文庫解説が1本と今週よりは楽だが、収録が2本と芥川賞絡みでラジオ出演が1本、対談が1本ある。うかうかしているとまた時間が足りなくなるので、前倒しで仕事はしていくつもりである。

2本原稿を送って勤務評定は1.0、7月末までに稼がなければならない額への進捗率は89.62%になった。月半ばを前にして、まずまずの成績ではないだろうか。

本日はこれより兜座である。午前の部は事情により今回お休みだが、午後の部からどうぞ。

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