杉江松恋不善閑居 他人を巻き添えにして責任を取る覚悟がないなら何もするな

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某月某日

変な時間に目が覚めて二度寝してしまったもので、午前中はあまり仕事が進まず。昼過ぎに家を出て都内某所にてインタビューである。駅を出たところでとんでもない雨雲が向かってくるのが見えたのでビニール傘を買ってしまった。ところがインタビュー終了後に見たら雨なんてケもないような天気になっており、丸損である。いや、濡れて風邪を引くのはいやだから、これでいいのだ。帰宅してレギュラー原稿を一気に二本仕上げる。勤務評定は1.0、これによって7月末までに稼がなければならない金額への進捗度は96.56%になった。

そういえば変な時間に目が覚めてしまったのは、あることでむかっ腹を立てていたからでもある。かなりぼやかして書くと、ある人が他人を巻き込んで始めたことを「自分が飽きたから投げ出す」と宣言しているのを見てしまったのだ。自分だけの話なら別にどうでもいい。勝手である。しかし他人を巻き込んだ上で「飽きた」はないだろうと思うわけである。そういう風な人生を歩んできたのだろうし、それを周囲の方もご存じなのかもしれない。外野の口を出すことではない。ただ、自分にはできないことである。道楽に相手を巻き込んだら、捨てられるまで自分からは音を上げない。それが相手に対する最低限の礼儀だと思うのだ。あなたの理屈で世界は動いていないぞ。あなたが停まっても世界は動いていくんだぞ。

というようなことを書いてから昨日は眠ったら、今日も変な時間に目が覚めた。午前三時。朝から外出するつもりなので二度寝をせず、とりあえず必要な『芸人本書く派列伝』のまえがきとあとがきを書いて編集者に送った。時間が無駄にならずによかった。

では、ちょっと遠出をしてきます。夜には帰ります。

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