杉江松恋不善閑居 『芸人本書く派列伝』は浅草キッド推薦本である

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某月某日

また新刊『芸人本書く派列伝』のお話。

本を出すにあたり、帯に推薦文をいただくという話になった。一人は当然、連載媒体であった〈メルマ旬報〉編集長の水道橋博士である。そこにもう一人。ならば玉袋筋太郎しかないだろう。別件の取材でお会いしたときにお願いしたところ、快く引き受けてくださった。というわけで『芸人本書く派列伝』は「浅草キッド推薦」なのである。

先日、『週刊アサヒ芸能』の〈アサヒ芸能人〉連載が終了した。これによって浅草キッドのコンビ仕事はなくなってしまった。ならばその場を作らないといけないだろうということで自著の帯文というささやかな場であったが私からお願いした次第だ。コンビとは別れないものである、と立川談志も言っている。だから浅草キッドも別れない。現時点では、この『芸人本書く派列伝』帯文が浅草キッド最新の仕事ということになる。

現時点では、と書いたのは8月18日に開催された「水道橋博士生誕祭」でビッグサプライズがあったからだ。前の記事では遠慮して書かなかったが、博士が自らのnoteで明かしたからもういいだろう。10月10日、フランス座にて浅草キッドが復活するという。それを東洋館で最初に発表するというのは間尺にあっている。

だけどこれでめでたしめでたしではない。あのとき舞台で松村邦洋も言っていたけど、やはりコンビとしての浅草キッドは高田文夫主催の高田“笑”学校で漫才を披露してこそだろう。それをぜひやってもらいたいものである。

昨日から3本原稿を書いて、他人の企画売り込みも形にしたので勤務評定は3.5ということになる。これによって稼いだ原稿料により、8月に稼がなければならない金額への進捗率は16.04%ということになった。気が付いたのだけど、8月は全然稼いでいない。これは危機的状況なのでみなさんどうかお仕事ください。というかいつでも仕事は募集中です。

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