東京かわら版から分厚い封筒がどさっと届く。
あれ、なんだろう、と思って中を見て理解した。9月号に松浦四郎若2daysの半ページ広告を出したので、見本誌を複数冊くれたのである。この広告、そういえば間に合うかも、と思って連絡をとってから慌てて版下を作ったものなので、どうにも素人くさい出来だが、ご勘弁願いたい。浪曲ファンの一員として松浦四郎若を応援している、という気持ちだけ伝わればそれでいいのだ。ちなみにピックアップのページにもこの興行のことを取り上げていただいていた。編集部に感謝である。
9月28日(土)18時~と9月29日(日)の12時~、それぞれ浅草木馬亭にて独演会を開催予定である。四郎若さんの他に両日共前読みは天中軒すみれさん、28日はゲストとして玉川太福さん、29日は玉川奈々福さんをお願いしている。玉川の姉弟は、師匠・玉川福太郎つながりだ。四郎若さんと福太郎さんは、修行時代の親友だったのである。福太郎さんの告別式では、四郎若さんが弔辞を読まれた。『浪曲は蘇る』にも引用したが、私はあの弔辞を読むと今でも涙が出そうになる。
その福太郎つながりでプレゼント。28日は玉川福太郎夫人であった玉川みね子さんが四郎若さんを弾いていただくことになっている。初めて。そして29日には、お互いに長いキャリアがありながらこれまで四郎若さんをいっぺんも弾いたことがない方に一席曲師をお願いしている。御年89歳、伊丹秀敏さんだ。これは貴重も貴重、この先絶対ない顔合わせとなるはずである。演目はもちろん、アレだ。今の時点では秘密。どうぞお楽しみに。
28日・29日とも予約受付中で、浅草木馬亭にはチケットも置いてある。どうぞお早目にご予約、前売り購入をお願いします。予約の場合はメールsugiemckoy@gmail.comまで。