杉江松恋不善閑居 神保町・@ワンダー古本劇場。私はもう博打をしない。

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某月某日

一昨日発表になった浪曲じゃりン子チエの会が好評で、予約の出足が非常に早い。これは満席になると思うので、検討中の方はなるべく早めにご連絡をください。

昨日は夜に予定があり、神保町まで行ってきた。会食だったのだが、道がわからず迷ってしまう。ぱっと目についたのが@ワンダー古本劇場で、吸い込まれるように入った。棚の間を放浪しているところにメッセージが入り、みんな集合しているという。慌てて店を出て、会場に。ちょっと遅刻してしまった。@ワンダーが悪い、だいたい。

もとのパチンコ人生劇場には学生時代よく足を運んだ記憶がある。それともう一軒、すずらん通りにあったパチンコ屋を覚えているが、まだ羽根モノが元気だったころで、レッドタイガーなどの台に人気があった。一時間いくらで羽根ものを遊ばせてくれる店とかあったら行くのにな。交換はしなくていいので、甘釘でお願いします。もう博打はしないが、たまにあの昭和のパチンコには触ってみたくなる。

博打を最後にしたのは、仕事でラスヴェガスに行ったときではないだろうか。エレクトリックショーがラスヴェガスで開かれるので、随行してこいと言われて2週間ほど出張に出してもらったのだ。携帯電話キャリアのお供なのだが、彼らはもうカジノ行く気満々なので、それは付き合うというものだ。思えば行き帰りの便もビジネスクラスだったし、あのころはまだ余裕があった。私が受けたバブル残滓の恩恵はあれだ。

朝はバーガーキング、会場に置いておくと盗まれるので重い機材を毎日引っ張っていってコンベンションセンターで立ちっぱなしの仕事、帰ったらすぐにカジノと、2週間はいつ眠ったのかわからないほどに密度が高かった。帰国したら3kgくらい痩せていたし。あのときにげっぷが出るほどカジノで遊んだので、もういいのである。このあと一生やらなくていい。フリーランスは人生自体が博打みたいなものなので、博打なんかで運を使いたくないというのもある。たまに付き合いで麻雀をするときも、負けるとほっとするもの。そういうものだろう。

一日仕事読書で終わってしまったので成果物はない。なので勤務評定は-1.0。そろそろ書くほうのエンジンを動かさないと駄目だな。がんばります。今月の課題は以下の通り。

【レギュラー】週刊6、月2回刊2、月刊4、年4回刊1、【イレギュラー】書評3、選評1、インタビュー・対談構成4、文庫解説1、単行本再校戻し1、【その他】対談1、座談会出席1、講義3、動画制作・公開9、演芸会主催4。

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