某月某日
松浦四郎若2daysの初日でした。
山内一豊の妻 天中軒すみれ・広沢美舟
乃木将軍信州墓参 松浦四郎若・広沢美舟
忠治山形屋 玉川太福・玉川みね子
中入
太閤記 浜松報恩旅行 松浦四郎若・玉川みね子
トーク
この日の目玉はもちろん、松浦四郎若さんの親友で、浪曲界では唯一「四郎若」「福太郎」と呼び捨てにする間柄であったという玉川福太郎さんの連れ添い、玉川みね子さんが弾く「浜松報恩旅行」でした。普段はあまり弾く機会のない関西節を、無理にお願いしての一席は、四郎若さんたっての願いでした。これまで通算で六十人以上、七十人に近い曲師に弾いてもらってきたが、まだの人が僅かにいる、ぜひ福太郎のあーちゃん（関西で奥さんの愛称）にお願いしたいと。
「福太郎が生きていたら『四郎若がそうやって言っている、弾いてやれよ』と反対はしないのではないかと思いますのや」
とのことで、その思いを聞き届けていただけ、実現しました。お聴きになれたお客様は、どのような感想を持たれましたでしょうか。
本日は楽日です。目玉は「まだ弾いてもらっていないもう一人」、浪曲界の重鎮・伊丹秀敏さんに弾いていただく一席で、この会はお開きでございます。
果たして演目は何か。あれか、いや、あれではないか、と想像していらっしゃる方はその予想が当たっていたかどうか、また教えてください。そしてゲストは、昨日の玉川太福さんに続き、福太郎門下より玉川奈々福さんです。何を読まれるか、こちらも楽しみ。
気になる方は今からでも間に合います。ぜひ、浅草木馬亭へ。１２時開演です。二度とない機会となる貴重な口演ですので、ぜひお聴き逃しなく。
