本芸 - hon-gei
ライター・杉江松恋が有益だったり違ったりする情報をお送りします。
杉江 松恋 2024/10/7 本以外の話題
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某月某日
大阪から帰ってまいりました。東方紅楼夢では多くの方にブースで本を手にとっていただけました。改めて御礼申し上げます。東方紅楼夢を同人活動の基盤の一つと考えて、来年も挑戦したく思います。引き続きどうぞご愛顧くださいませ。
本当は今日、奈良をまわって帰ろうと思っていたのですが、体力の限界を感じたので早朝の新幹線で戻りました。これから秋季例大祭の原稿やります。秋季例大祭の原稿をやるんです。
不善閑居, 杉江松恋, 東方Project 杉江 松恋
某月某日 この日は実は誕生日であった。52歳になって初めてやったことは、しばらくご無沙汰をしていた大井町の古本屋訪問である。二軒あって、コロナ禍の間ずっと行けていなかったので、とても気になっていた。 JR大井町駅を出て、前の通りを東にまっすぐ行くと商店街の中に海老原書店がある。店頭に均一の漫画台を出した昔ながらの古本屋であるが、戦...
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杉江松恋、お蔵出しシリーズの第三段は、誌名が変わり「読楽」になったかつての中間小説誌「問題小説」に十年以上連載していた書評を再掲していきたいと思う。確認したら、第一回はなんと1998年だから20年以上も前だった。今読み返すと稚拙で恥ずかしい部分もある文章だが、推敲は最小限に留めてお出しする。ああ、へたくそな書評だなあ。 98年はのっけか...
作中の出来事よりも作者の眼差しの方に恐怖する。残酷な運命を描かずにいられない小川未明とは 小川未明は、怖い。何が怖いといって、作者の眼差しが怖いのである。未明は自らの創造した作中人物に、残酷極まりない運命を与えようとする。 本書収録作の「越後の冬」がいい例だ。こういう話である。上越後の山中に、母と二人で暮らす太吉という少年がいた。ある雪の日、太吉...
杉江松恋不善閑居 10/6インテックス大阪・第20回東方紅楼夢に参加します
杉江松恋不善閑居 京都・寺町通り「赤尾照文堂」「尚学堂書店」その他