講談・落語・浪曲・琵琶「文学を語る、にほんの話芸」開催のお知らせ

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文芸演芸会のお知らせです。

港区立伝統文化交流館という建物があります。最寄駅はJR山手線の田町駅です。もともとは芝浦花柳界の見番として1936年に建設されたもので、築90年になろうとしています。こちらで、鶴田流薩摩琵琶奏者の川嶋信子さん発案・主催で「文学を語る、にほんの話芸」というイベントが開催されます。川嶋さんの属する鶴田流に関しては、佐宮圭『男装の天才琵琶師 鶴田錦史の生涯』(朝日文庫)に詳しいのでぜひお読みください。私も書評動画で紹介しています。

川嶋さんからイベントのご相談をいただき、「原作を日本文学にとった演芸会にしたい」「できれば講談・落語・浪曲からも出演者を募りたい」との意向を伺って、私が各界の演者にお声がけいたしました。その結果が以下の番組です。

春風亭春羊(落語芸術協会)井上ひさし「質草」を噺す。

港家小そめ・曲師沢村博喜(日本浪曲協会)江戸川乱歩「押絵と旅する男」を唸る。

神田伊織(講談協会)「樋口一葉の生涯」を読む。

川嶋信子(鶴田流・鶴翔会)寺山修司「きつね葛の葉」を弾き唄う。

私も小そめさんの「押絵と旅する男」以外は初見で、どのような演目になるか興味津々でおります。年末の押し迫った土曜日ではありますが、ぜひお運びの上、四者四様の語りに耳を傾けてみてください。特に琵琶をきちんと聴いたことがないという方には入りやすい会になっていると思います。

日時:12月21日(土)15時開演

場所:港区立伝統文化交流館(港区芝浦1-11-5)

料金:一般3000円、港区民2500円、中高生1000円

予約:biwahitohira.2021@gmail.com

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