杉江松恋不善閑居 都内で帳尻合わせの一日

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某月某日

前日宇都宮に行ってしまったので、いろいろしわ寄せがきてあたふたした一日だった。午後から都内某所で対談のお仕事があるので、まずはその準備である。本を読んでそれについて話すだけ、原稿をまとめるのは編集者がやってくれるわけだから世話はない。しかしそれでも準備は必要なのだ。

午後から出かけてその仕事が14時から。プロの写真家にぱちぱち撮ってもらってから対談が始まる。1時間半ほどみっちりと話すことができた。なんとか形になってよかった。

建物を出たところでまだ時間が少しあることに気づき、見かけた床屋で髪を切ってもらう。散髪といっても私の場合、バリカンで伸びた部分を刈るだけなのですぐできてしまうのである。時間が空いたとき、床屋を見たらすぐに入るようにしている。放置すると伸びすぎた芝のようになってしまってかっこわるい。

新宿駅近辺にやってくるが、それにしても本屋が減った。以前は他にも大きな書店がぽつぽつあったのに、今は東口周辺には紀伊國屋書店しかない。大型書店は本当に少なくなった。紀伊國屋書店で買い物を済まし、近くの某所で次の仕事。一時間ほど話して、帰宅した。

夕刻ではあるが、まだやらなければならないことがある。切羽詰まった原稿がいくつかあるので、片付けておかなければならないのだ。そのうちの大物を仕上げてしまうことにする。午後8時くらいになんとか形がつき、ちょうど家族が帰宅したので終了、食事にする。

今月残りのノルマは以下の通り。

レギュラー:週刊5、旬刊1、月2回刊2、月刊4、隔月刊1、年刊1

イレギュラー:書評2、文庫解説1、インタビュー構成1、書籍企画書提出1

その他:取材1(受けるほう)、取材1(するほう)、インタビュー1,対談1、動画収録9、講師3、演芸会主催1、打ち合わせ1、同人誌執筆1

同人誌執筆が増えたのは前にも書いたが、新しい連載が始まることになった。月三回のいわゆる旬刊である。媒体そのもののサイクルではなく、私が月三回書くという約束になっている。始まったら詳細はおいおいお伝えしたい。新しい仕事を単発でもらうと世界に見捨てられていなかったという気になるし、連載をもらうと世界に愛されている気分になる。嬉しい。何にせよ、同人誌執筆が入ったこともあってまたもや危機的なスケジュールとなった。しかしこれでいいのである。

4月の稼がなければならない金額への進捗率は、現在のところ21.62%。今月は先月よりも支出が多いので、その分稼がなければならない。同人誌を出すこともあり、なんとか100%達成を目指したいところだ。

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