杉江松恋不善閑居 広沢菊春が小栗判官を浪曲化&浪曲巷説百物語予約快調~デッドラインまであと9日

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某月某日

昨日は午後から神保町らくごカフェにて三代目広沢菊春さんの菊春きく会に。広沢菊春が説経節の「小栗判官」を連続もので浪曲化するというのだから、これは聴かないと駄目だろう。会場はほぼ満員。最初はおなじみ左甚五郎伝から「笑う首」で前席。中入を挟んで後席が小栗判官で、第一話「常陸配流」は誕生から照手姫との出会いまで。途中に尽くしのような文句が入るのは説経節の元にあるものだ。私も天中軒すみれさんに向けた「餓鬼阿弥車」台本を起こしたことがあるので、あ、あそこを使ったか、と納得しながら聴いた。故・葵わか葉さんも小栗判官を演じていたが、ちょうどこの照手姫との出会いの段である。「餓鬼阿弥車」ではわか葉さんと重なるのでそこは省こうと考えた。そのときはまだご存命だったので、持ちネタと同じところをやるようならご挨拶をしなければならないからである。同じ台本を使うわけではないし、説経節自体に著作権はないのだが、知っていてお断りしないというのはなんとなく気持ち悪い。

「常陸配流」、50分近い熱演で楽しませてもらった。次回は横山一族との対決が始まる「小栗婿入り」。やはりらくごカフェで、5/22である。私はもう予約した。

らくごカフェを出て、2階の夢野書店に入る。もしかして、と思って見たらカゴ直利の時代もの漫画が2冊もあった。しかも安い。喜んで買う。

16時から神保町某所で今年後半に向けての打ち合わせ。そんなに仕事量が増えずにいけそうだとわかってほっとする。終わって帰宅し、19時から朝日カルチャーセンターの講義をリモートで行う。今期は11人の受講になった。適正数はそのくらいまでで、1人当たりに割ける時間が少なくなると十分なやりとりができなくなる。まあいい感じだと思う。

終わってから昨日から予約受付が始まった7/19の巷説百物語浪曲会の処理を。Twitterで真山隼人さんが告知したからか、一気に予約メールが入った。この分だと満席は間違いないと思うので、ご予約はお早目に。また、浪曲陰陽師もどうぞよろしく。

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