昨日は都内某所でとみさわ昭仁さんと「ハ、ハ、ノンフィクション!」の収録であった。それ以外は地味に仕事と事務作業で終わる。
ここのところ少しばたばたしているのは、7/12小田原と8/9王子の浪曲陰陽師、7/19の浪曲巷説百物語の申し込みメールが頻繁に来ているからで、定型に近い文面ながらその都度返信しているので集中力が途切れているのかもしれない。今日は先に事務処理をやってしまったので、午後はまるまる原稿書きに充てるつもりである。
ついでに今後の〈スギエゴノミ〉興行の予定をば。以下はすべてアートスペース兜座である。
5月はまず、8日に〈スギエゴノミ〉ではないが立川寸志さんが真打昇進を見据えて披露目興行でかけるネタを貯める「寸志トリ噺50席」がある。のんびり隔月でやってきたが、それだと真打昇進に間に合わないから、ということで毎月開催になっている。ぜひお運びを。
続いて5月16日は「肥後琵琶と浪曲のひるさがり」、平日午後2時からの開催ということで若干不安なのだが、ここしか時間の空きがなかった。熊本から肥後琵琶の岩下小太郎さんが来京されるのに合わせて、東家三可子さん・玉川鈴さんと共演いただく。小太郎さん、三可子さんは共に今井雅子原作「膝枕」を手がけておられるので、前後編に分けて演じていただこうと思っている。
さらに5月24日は定例〈スギエゴノミ〉である。いつものとおり午前の部は11時から「目指せ年季明け! 勉強会〉で、天中軒かおりさん・玉川絹華さんが沢村博喜さん・玉川さとさんの三味線で計三席を口演する。午後の部は14時から「木村勝千代独演会」で、今回は初夏にふさわしく清水一朗原作「相合舟」をお願いした。三味線は広沢美舟さんである。
夜の部は広沢美舟さんの夫で相三味線のコンビ、広沢菊春さんの独演会。二代目広沢虎造の持ちネタでもあった「国定忠治」の連続読みに挑戦しており、これが二回目となる。予告として「火の車お万」が出ている。
〈スギエゴノミ〉6月は20日夜に天中軒景友「西方見聞録」独演会がある。曲師は前回と同じで広沢美舟さんである。景友さんは若いころに世界を放浪し、スペインでフラメンコギターを習熟した。その体験記を語る奇譚浪曲の連続読みという位置づけである。第一回はスペイン編。どうなりますことか。
7月は前期のとおり天中軒すみれさん・広沢美舟さんコンビによる浪曲陰陽師が12日、真山隼人さん・沢村さくらさんコンビの浪曲巷説百物語が19日にそれぞれ初演を迎える。その間に定例の〈スギエゴノミ〉が13日、この日の夜の部は東家孝太郎さん独演会である。「孝太郎のコウは硬派の硬」と題してお送りする。曲師は沢村まみさん。この「コウ」の字を毎回替えて連続企画にしてもらうのもいいかな、と思っていてこれから打ち合わせをする予定である。
そんなわけで、いろいろ企画しております。今後ともどうぞご贔屓に。あ、本業の方でもよろしく願います。