杉江松恋不善閑居 ひとの悪口を言っていちばん困るのは誰か~デッドラインまであと5日

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某月某日

土曜日。昨日からこどもが、本日から妻が旅行のため一人で家にいる。

とは言え、午前中に〈翻訳マッハ!〉、午後に〈ミステリちゃん〉の収録があって一日家を空けることもあり、俄か一人暮らしという意識は希薄である。

収録終了後は都内某所にて少々打ち上げを。こういう雑談の中から生まれた企画もある。

雑談はすべきだと思う。建設的ではない駄々話が後から何かにつながってくる。

ただし仕事の愚痴は言わない。愚痴を言っても問題は解決しない。吐き出してしまえば自分はすっきりするかもしれないが、相手に余計な負荷をかけるだけだ。相手の気持ちを斟酌せずに愚痴をこぼしていい相手はおとうさんとおかあさんだけだぞ。いや、自分の親にだって少しは気を遣うべきだろう。

もう一つ、他人の悪口も言わない。悪口を言い合うのは楽しいと思うが、誰かをこきおろすというのは、自分が動かずに相手の地位を下げるという卑怯な行為なのである。いじましいから止めた方がいい。それに、悪口を言っていると感覚が鈍磨する。倫理観が麻痺して、本当はそこまでしか駄目なのに、という限界線を越えてしまうようになるのである。悪口を言うことで自分を少しずつ殺しているのだ、と知ったほうがいい。

けっこう飲んだが無事に帰宅、就寝した。明日も書くぞ。

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