広沢美舟
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杉江松恋不善閑居 木馬亭七月定席三日目と高円寺・本屋 本の実験室
某月某日 12時15分から浅草木馬亭で定席公演なので、それに合わせてもろもろ準備をしていたところ、大阪から電話が入る。一心寺浪曲寄席で来年1月19日に行われる東西浪曲会のチラシを配っていただけることになっていたのだが、手違いで届いていないとのことである。とりあえず三日間興行の中で初日は仕方なく、二日目以降にお願いしようということで宅急便で送る相談をした...
杉江松恋不善閑居 肥後琵琶VS浪花節!
某月某日 なんとか2本原稿を書いて送った。これはレギュラー原稿で、イレギュラーがはみ出してしまう。編集者に送れるお詫びのメールを送り、外出する。肥後琵琶と浪花節の会なのである。 いつものアートスペース兜座近辺に来てみると、太鼓の音がしてやたらと賑やかである。盆ダンスと書いた立て看板がある。なんと、盆踊りの日であったか。防音があるか...
杉江松恋不善閑居 今日は肥後琵琶VS熊本浪曲
某月某日 昨日は一日仕事読書で成果物はできなかった。芥川・直木賞を優先して後回しにしていたことを片付けていたということもある。勤務評定としては-1.0だが、これは仕方ない。 朝からここまで原稿を2本送った。7月末までに稼がなければいけない額への進捗率は88.02%である。 本日は熊本から肥後琵琶奏者の後藤昭子さん・岩下小太郎さんの師弟がいら...
杉江松恋不善閑居 スギエゴノミにて木村勝千代独演会・東家一太郎独演会
某月某日 昨日はスギエゴノミの一日。事情があって午前の部はお休みで、昼の部は木村勝千代さんの独演会であった。曲師は広沢美舟さん。平賀源内原作の「神霊矢口渡」をリクエストしていたのだが、勝千代さん提案で、浪曲の前に節付け教室となった。勝千代さんは16歳のときに亡くなった寺山修司追悼公演で「青森のせむし男」に少女浪曲師の役で出演している。そのとき、与えられた歌...
杉江松恋不善閑居 9/28(土)・29(日)はぜひ浅草木馬亭で松浦四郎若を
某月某日 3日ぶりに外出せず、ずっと在宅で仕事読書と延び延びになってしまっている某仕事に没頭していた。新しい仕事依頼のメールをいただき、承諾したので勤務評定は1.0である。 一つ宣伝をさせてもらいたい。 私は浅草木馬亭に通っている常連と、浪曲応援団というような集まりをしている。その中で出てきた試みを実行に移そうとしていて、アートスペース兜座...
杉江松恋不善閑居 〈スギエゴノミ〉玉川奈みほ勉強会・木村勝千代独演会・天中軒月子独演会
某月某日 中央区日本橋兜町11-10のアートスペース兜座を一日借り切っての演芸会、〈スギエゴノミ〉である。今回は午前・午後・夜の興行がすべて浪曲という浪花節の日だ。ちなみに次回も全部浪曲で、かつすべて関東節である。いろいろ混ぜていきたいのだが、どうしても関心のあるものを選んでしまう。長い目で見ていただきたい。 午前の部は玉川奈々福門下の玉川奈みほ...
杉江松恋不善閑居 浪曲が大衆娯楽の中心にあった時代
某月某日 新宿にてとある打ち合わせ。新しい仕事になるかどうかはわからないのだが、これまでの経緯からあるところに仁義を切っておかなければならず、そのために担当者に来てもらった次第である。まだ海のものとも山のものとも知れない感じなので、これから長い目で見ていかなければならない。またご報告します。 終了後、南部古書会館の五反田遊古会と新橋古本まつりをひ...
杉江松恋不善閑居 茨城県笠間市稲田で三門柳・綾師弟の浪曲会
某月某日 午前7時台に家を出て日比谷線と常磐線を乗り継ぎ、茨城県を目指す。友部駅で水戸線に乗り換え、三つ目の稲田駅へ。御影石の採掘で知られるこの地は、浪曲師の金看板・三門博が終の住処を設けたところだった。三門博の眠る西念寺で、その誕生日である5月5日に孫弟子の三門綾さんが浪曲会を開くという。これは行かずばなるまい。 ちょっと前に綾さんから...
杉江松恋不善閑居 浅草木馬亭五月定席四日目と「港家小ゆき之会」(含む美當一調のこと)
某月某日 午前9時から動画の撮影。古本の話でいろいろと。サークル〈腋巫女愛〉の同人誌在庫管理をエクセルで表にしていたのだが、パソコンを替えたら見られなくなった。仕方がないので新たに作り直したら、午前中は撮影とそれでつぶれてしまった。棚卸だと思ってもくもくと作業する。名華祭新刊『博麗霊夢、待ってました』と例大祭新刊『お先にどうぞ、博麗霊夢』はメロンブック...
杉江松恋不善閑居 浅草木馬亭「ゆきのすみれ」と南柏フィールズ古本市&浦和宿古本いち
某月某日 朝いちばんで5月公演の〈スギエゴノミ〉などチラシを作って印刷所に発注し、急いで外出。千代田線に乗り換えて接続の常磐線へ。南柏駅で降りる。フィールズ南柏で定期的に開催されている古本市に行くのだ。昔はこういう、駅前の商業施設で開かれる古本市が各所であった。私が住んでいた多摩の田舎にもやってきて、そこでミステリマガジンのバックナンバーなどを購入した...