杉江松恋
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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 「大仏廻国」と中目黒「COWBOOKS」浅草「地球堂」雑司ヶ谷「古書往来座」
某月某日 八月中はあまりの暑さと東京都民はあまり外出するな、という知事の命令に従ってなるべく遠出をしないようにしていたのだが、九月に入ったのでそろそろ元の生活習慣を復活させてもいいのではないかと思いつつある。といってもしばらくは都内から出ないけど。 目黒川を歩いていたらひさしぶりに開いているCOW BOOKSを見る。店頭の...
杉江松恋不善閑居 浅草木馬亭九月公演七日目
某月某日 あっという間に木馬亭九月公演七日目、楽日である。今月は七日のうち四日間しか通えなかった。玉川太福独演会があったので五日間木馬亭には来ているのだが。一日はミュージックテイトの会にも行っているので六日間は浪曲を聴いているのだが。もう少し精進しよう。来月は全日観覧を目指したい。その目指した先に何があるのかは聞かないでもらいたい。 ...
杉江松恋不善閑居 玉川太福第32回月例木馬亭独演会
某月某日 昼間は仕事が片づけられず木馬亭五日目には伺えず。あるのに行けないというのがもどかしい。夜になってようやく家を出て薄暮の浅草へ。玉川太福月例独演会があるのだ。コロナ禍が起きて以降は予約しないと入れなくなってしまった会だが、今回は運よくぎりぎりで滑り込むことができた。 阿武松 玉川太福・玉川鈴 倍音歌謡浪曲 義...
杉江松恋不善閑居 浅草木馬亭九月公演四日目・中目黒「デッサン」
某月某日 朝一番でやらなければならないもろもろを片付けてそのまま浅草木馬亭九月公演の四日目に。銀座線田原町駅からの道を急いでいたら、夏休みに入っていた立ち食いそばの一八が無事に営業再開しているのが目に入る。この時期、店が開いているというだけで安心してしまう。 魚屋本多 東家恭太郎・水乃金魚 遊女の国旗 国本はる乃・馬...
街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 荻窪・古書ワルツ
(別項から続く) 夜は池袋で講師の仕事があるのだが、ちょっと時間が空いたので気になっていた荻窪へ。ささま書店の跡地に古書ワルツが入ったというではないか。行ってみると確かにある。ある、ある、うわあ、ある。ささまは整然と細かく分類された棚が魅力であったのだが、こちらはやや未分類で、はっきり言ってしまえば在庫をとにかく突っ込んで緊急発進してしまったか...
杉江松恋不善閑居 浅草木馬亭九月公演三日目
某月某日 昨日は仕事のため来られなかった。浅草木馬亭九月公演三日目。中に入ると、コロナ禍以降では最多人数の入りである。札止めになって後から来て断らざるをえなかったお客さんもいたらしい。何人かの演者も言っていたが、コロナ対策で空席を作らざるをえないのに、これで満員というのが恨めしいというのは本当だと思う。しかしこういう日があるとほっとする...
杉江松恋不善閑居 沢村美舟を聴く会&新宿浪漫洲
某月某日 本日は木馬亭九月公演の二日目なのだが、昼間に某社とのzoom会議が入っていて浅草に行けない。冗談で、「木馬亭でイヤフォンをつけて画面を見てればいいんじゃないの」という言われたのだが、会議だからこっちだって発言するし。というか、演芸場でzoom画面をつけっぱなしにしていたら迷惑です。 会議が午後一杯かかったので午後...
杉江松恋不善閑居 浅草木馬亭九月公演初日・立川談志の目黒名人会のこと
某月某日 しばらく記事を書く余裕がなかったが、浅草木馬亭の九月公演の初日なので。最近は出演者を確かめずにとりあえず木馬亭まで行っているので、着いてから始めて三門柳さんがトリだと知る。テケツのところで沢村豊子さんをお見掛けする。テケツで遭遇する率の最も高い曲師だ。本日は出番なしだったので遊びに見えたらしい。 出世定九郎 三門...
杉江松恋不善閑居 木馬亭8月公演初日
某月某日。 木馬亭8月度浪曲公演の初日。コロナ関連が安心できない感じなので、演芸には行けるうちに行っておかないと。でも、8月はもろもろあってそんなに木馬亭には行けないのである。 とりあえず初日。開演前の午前中に、玉川奈々福さんの新作ネタおろしの会がある。会場は、奈々福ファンでほぼ満席である。太福さんの会もそうなのだけど、普...
街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2020年7月・渋谷「中村書店」「リズム&ブックス」「古書サンエー」
某月某日 木馬亭定期公演が前日で終わり、この日は三越前の日本橋亭でも浪曲興行があったのだが、すっ転んで割ってしまったレンズを入れに眼鏡屋に行かねばならず、諦めた。東家三楽門下の三可子さんが「双葉山」をかけるというのが気になっていたのだが、やむをえまい。というかそろそろ仕事をしないとお尻に火が付いている。 とはいうものの、本日は渋谷...