桃月庵白酒
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芸人本書く派列伝returns vol.18 小松政夫『時代とフザケた男 エノケンからAKB48までを笑わせ続ける喜劇人』『師匠と師弟愛 植木等と歩いた43年』
この原稿は2017年10月10日発行の「水道橋博士のメルマ旬報」のために書いたものである。「休載のお詫び」原稿なのだが、お読みいただくとわかるとおり、小松政夫の著書に詳しく降れており、次回の原稿に続く内容になっている。お詫びの再録というのも変な話だが、例外的に次回原稿と共に載せておくことにする。 ============================...
芸人本書く派列伝returns vol.8 立川談四楼『シャレのち曇り』『石油ポンプの女』『談志が死んだ』ほか
「すばる」2016年9月号に、頼まれて落語の演目ガイドを書いた。 といっても個々の演目のストーリーにはそれほど意味がなく、どちらかといえばそれをどのような演出で客に提示するかを問われるのが落語という演芸である。なので自身の落語経験を踏まえ、ストーリーを追っていた聴き手がどのように変化したか、その見本として読んでいただくこととした。題名を...
芸人本書く派列伝returns vol.7 番外篇・『桃月庵白酒と落語十三夜』
今回は番外篇。いろいろ落ち着かない時期に書いた原稿だということでお含みおき願いたい。落語会のことも書いているが、すべて終了しているのでご注意ください。 ================================= つい先日、懇意にしていた翻訳者の横山啓明氏が亡くなった。癌で闘病中ということは知っていたが、堪える訃報だったのである。 そ...
芸人本書く列伝classic vol.52(終) 広瀬和生『「落語家」という生き方』
この回で「水道橋博士のメルマ旬報」に「マツコイ・デラックス」というタイトルで連載されていた私の原稿は終わりになる。「メルマ旬報」がそれまでの月2回発行から本当の旬報化、すなわち月3回発行に変わった。それに伴い、原稿も月1回ペースで行くことになり、現行の「芸人本書く派列伝」というタイトルに変更されたのである。しばらく前に気づいてそのまま放置していたが、実は「芸...
芸人本書く列伝classic vol.24 桃月庵白酒『白酒ひとり壺中の天』
「水道橋博士のメルマ旬報」は配信日の1週間前が〆切である。その時点までに原稿を送るか、または休載のコメントを出すことになっている。「伊勢参り」云々というのはそのことである。「伊勢参り」は冗談ではなくて、『東海道でしょう!』(幻冬舎文庫)で街道歩きに目覚め、東海道から伊勢街道への分岐点である四日市から伊勢神宮までの70kmをこのとき本当に歩いていたのだ。自分の...
落語本・『桃月庵白酒と落語十三夜』が出ました
本日(9月2日)あたりから全国書店で『桃月庵白酒と落語十三夜』(KADOKAWA)が販売開始になる。電子雑誌「文芸カドカワ」創刊号である2014年1月号から2015年1月号まで連載された「落語研究会ただいま女子部員募集中!」を母体にした本で、忙しい白酒さんに毎月角川まで来ていただき、杉江がお話を伺うという形式をとっていた。落語には季節のネタがあるから、最初...